碧緑香華

中国語、武侠小説、ドラマの話などなどにたまに日常の話を織り交ぜて

陸小鳳伝奇 銀鈎賭坊 け

2008-06-20 09:16:18 | 古龍

けっこう長いことかかりましたね~。やっと第一章『好心救美』が、終わります。

第二章は、頑張れるのかなぁ~・・・・・

では。。。。。。。。。。

  「この2人は既に気を失って倒れている。」

 陸小鳳は手をすり合わせて、目を瞑り一本の指で壁の隙間を縁に沿って触った、上下と触り二回目に突然指に力を入れて低く一声 「開け」

 すると奇跡のごとく、この暗い門がはたして開いたではないか。門の後ろの十数段の石段を降りていくと、其処には地下道が現れた。

 地下道の中は灯かりが灯り、灯かりの下にはまた道の入り口があり、門の傍らに2人の大男が刀をぶら下げて立っている。

 2人の目は一点をみつめ、まるで木偶の坊ようだ、陸小鳳はあからさまに彼らの前に立った、彼らにはそれも見えないようだ。

 陸小鳳は軽く咳払いをしたが、その2人には驚いた事に聞こえていないようだった。

 「ガー」と言う音が響き石段の上の暗い門が再び閉まり始めた。

 陸小鳳は探りながら前へ進んだ、2人の大男はそれでも動かないばかりか、叫びも阻止する事もしなかった。

 彼は思い切って手を伸ばし門を押した。思いがけなく直ぐにその門は開いた。

 門の中には灯かりが煌々と輝き、3人の人が座っていた。その中にはなんと陸小鳳の顔見知りが2人いた。

 1人は色鮮やかな桃のような絶世の美女で、頬杖をついてなみなみと注がれた琥珀色の美酒の水晶樽の傍らで、冷ややかに陸小鳳を見つめ、冷ややかに 「なぜ今頃やっと来たの?」と言った。

「好心救美」 写完了。 那?,待?;?待下回分解。

  ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

感想等のコメントを頂けるととっても嬉しく、次回妄想訳の励みになります。

では、暫くは・・・・陸の旦那にお休み願って、袁承志君や令狐冲兄貴の話をしていきたいなぁ~と思っています。

陸の旦那は、ネタ切れで、またまたこれから辞書とにらめっこしてから登場願う事にいたしましょう。。。。

では、拙い妄想訳にお付き合いくださった方々に感謝してね、陸の旦那からも一言。

みんな、俺様がこれからどうなるか気になるかい? 気にならないって言うんだったら、登場するのは止しにするぜ! 陸小鳳