秋の関東高校野球群馬県予選は1日、桐生市の小倉クラッチ・スタジアムで決勝戦が行われました。ともに準決勝を制して関東大会出場を決めた両チーム。決勝戦は健大高崎と明和県央で去年と同じカードとなりました。ゲームが動いたのは2回表でした。県央はこの回先頭の6番小路悠人がセンター前ヒットで出塁します。ランナーを2塁まですすめ2アウトとなって打席には先発のエース小路颯人。健大の先発石垣の2球目を捉えた打球はセンターの頭上を襲います。このあたりでランナーが還り1対0。小路がみずからのバットで先制点を叩き出します。健大は打順が1回りした3回裏。2アウトながら3塁1塁とチャンスを迎えます。ここで打席には4番箱山。快音を残した打球はレフトへ。レフト突っ込みますがわずかに及ばす、2者を迎え入れ、健大は主砲の一振りで逆転に成功します。続く4回裏、健大は2アウトから8番石垣。技ありの1打は三遊間へ。レフト前ヒットで出塁します。打席には9番佐々木。フェンス際まで届く打球はタイムリースリーベース。健大が下位打線の連打で1点を加えます。さらに1番斎藤はセンターへ。この回2点目。4対1とリードを広げます。さらに健大は5回裏。この回先頭の3番高山がセンター前。4番箱山のあたりはセンターオーバー。ノーアウト3塁2塁とします。5番森山の打球は三遊間へ。クリーンアップの3連打で5対1とします。健大はこのあとも県央を攻めたて、この回打者12人を送り、8点を挙げるビックイニングとします。7回裏にも2点を加え14対1と健大が大きくリードを広げ最終回を迎えます。9回表県央は2アウトと追い込まれながらもランナーを1塁においてバッターは代打の町田。町田は健大の4番手仲本を捉え3塁線を破ります。さらに1番安原。打球は三遊間を破りレフトへ、満塁と攻めたてます。ここで2番兵藤の打球は内野安打となり、ランナー1人がホームイン。1点を還します。さらに3番田中。田中の当たりは外野へ。ボールは健大守備陣の間にポトリと落ちてランナー2人がホームへ還り、県央が9回表に意地を見せます。しかし反撃もここまで17安打を放った健大が14対4で2年連続7回目の優勝を果たし関東大会へ向け弾みをつけました。なお健大高崎と明和県央の2校は春の選抜甲子園の選考資料となる関東大会(10月21日開幕・栃木県)に出場します。※引用しました!