ジャニーズ事務所所属の全アーティストが参加する東日本大震災復興支援プロジェクト「Marching J」が、震災からちょうど1年に当たる3月11日に東京ドームで募金イベントを行うことが7日、分かった。同事務所がホームページで発表した。
「Marching J」は、昨年4月1日から3日間、代々木第一体育館前で、所属アーティストが直接支援を呼びかけスタートした。募金額の一部を、被災地・仙台市の八木山動物公園に招致するジャイアントパンダの費用に充てる予定だったが、今回の募金額と併せて被災地の子どもを支援する基金に全額寄付することになった。
ジャニーズ事務所によると、「Marching J」の活動とは別に、パンダ招致活動は今後も継続するといい、同事務所などが費用を工面するという。
プロ野球セ・リーグは8日、東京都内で臨時理事会を開き、先発投手を事前に公表する予告先発制度の導入を決めた。30日開幕の今季から実施する。セは2年連続で1試合平均の観客動員数が前年を下回っており、人気回復策の一環として導入を検討していた。
予告先発は、パ・リーグが83年の開幕戦で導入したのが最初で、94年以降は、05年からの交流戦を除く全試合で採用している。セは94年に日曜日の試合と、巨人・広島の全カードで実施したが、翌年からは採用していなかった。
◇アルガルベ杯決勝 日本3-4ドイツ(2012年3月7日 ファロ)
なでしこジャパンは7日、決勝で世界ランク2位のドイツに3―4で敗れ、準優勝に終わった。MF沢穂希(33=INAC神戸)が体調不良で3試合連続で欠場。2点を追いかける苦しい展開からMF川澄奈穂美(26=INAC神戸)のゴールなどでいったんは追いついたが、終了間際の壮絶なゴールの奪い合いの末に突き放された。昨年のW杯ドイツ大会に続く国際大会連覇を逃したなでしこジャパンは、ロンドン五輪で雪辱を目指す。
歓喜の同点弾からわずか80秒後、最後に悲劇が待っていた。死闘に終止符が打たれたのは、3―3で突入した延長後半ロスタイム。ロングボールで最終ラインの裏を取られると、GK海堀が中途半端に飛び出してしまい、相手FWオコイノダムバビにゴールを割られた。ロングボールやセットプレーに対応しきれず、08年8月18日の米国戦以来の大量4失点。パワープレー対策に課題を残し、佐々木監督は「手応えもあるが、改善しなければならない部分も多々ある。結果が出ずに申し訳ない」と頭を下げた。
驚異的な粘りも及ばなかった。2―3で迎えた後半45分、永里が高瀬のクロスのこぼれ球を押し込み土壇場で同点とした。序盤に2失点しながら、前半35分に川澄、後半10分には田中がゴール。後半43分にPKで勝ち越されながら再び追いつく劇的な展開は、PK戦の末に勝利した昨年7月のW杯決勝・米国戦をほうふつさせたが、最後に力尽きた。永里は「ゴールという役割は果たせたが、勝利に結びつかなかった」と厳しい表情。岩清水も「前半に失点しないという目標を達成できなかった。守備の責任」と唇をかんだ。
優勝は逃したが、収穫もあった。大会開幕前日の2月28日、指揮官は「いい準備段階にしつつ、結果チャンピオンになる。それが理想」と語っていた。優勝を意識しつつも、今大会はあくまでもロンドン五輪を見据えたステップ。A代表初招集の京川や、菅沢ら代表復帰組を選出したのは新戦力発掘のためだった。そして計画通りに大会を通して全21選手を起用。準決勝の米国戦で決勝弾を決めた高瀬がスーパーサブ的な地位を確立するなど五輪へ向けたチームの輪郭は見えてきた。
佐々木監督は3つのステップを経て、ロンドンに乗り込む強化プランを描く。アルガルベ杯は第1弾で、米国、ブラジルと対戦する4月の親善試合が第2弾。総仕上げとなる6月の欧州遠征で五輪メンバー18人を絞り込む方針だ。沢を体調不良で欠く中、世界の強豪相手につかんだ価値ある準V。指揮官は「いい意味で最後まで粘り強く戦ってくれた。この時期では良い準備ができたが、もう一つステップアップしたい」と前を向いた。五輪開幕まで残り約4カ月半。ポルトガルで得た課題と収穫を糧に、自称「スピルバーグ・ノリオ」が金メダルへの道をプロデュースする。
モンキー・パンチさんの人気マンガ「ルパン三世」が、27年ぶりにテレビアニメシリーズとして日本テレビで4月から放送されることが関係者への取材で明らかになった。「LUPIN the Third ~峰不二子という女~」と題された新シリーズは、謎の女、峰不二子を軸に、若きルパンたちの活躍を描く内容になるといい、昨年末に決定した新キャストによる初のテレビシリーズとしても注目を集めそうだ。
「ルパン三世」のアニメは、71年からテレビシリーズ3回、劇場版6作に加え、89年からは2時間のテレビスペシャルを不定期で放送。単発の2時間テレビスペシャルは現在も制作されているが、テレビシリーズとしては「ルパン三世 Part3」が84~85年に放送されて以降、約27年間制作されてこなかった。
新番組「LUPIN the Third ~峰不二子という女~」は、原作マンガに漂うアダルトで官能的な雰囲気を取り込み、大胆な解釈で若きルパン一味とライバル銭形警部の活躍や戦いを描いていく。キャストは、ルパン役の栗田貫一さん、次元大介役の小林清志さんに加え、石川五ェ門役を浪川大輔さん、不二子役を沢城みゆきさん、銭形警部役を山寺宏一さんと、昨年末から始動した新キャストが務める。
監督は「ルパン三世」シリーズでは初の女性監督として、「ミチコとハッチン」などを手がけた山本沙代監督を起用。キャラクターデザイン・作画監督は「REDLINE」の小池健さん、シリーズ構成は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の岡田麿里さんが担当し、不二子の多彩でセクシーなファッションにもこだわっていくという。4月4日から毎週水曜深夜1時29分(初回は同1時49分)に放送。全13話の予定。(毎日新聞デジタル)
米Appleは3月7日(現地時間)、タブレット型端末の新製品として新「iPad」を発表した。現行の「iPad 2」と比べ大幅に解像度が高いディスプレイを備え、高精細な表示が可能になっている。日本や米国で3月16日に発売し、米国価格は499ドルから、日本の価格は4万2800円から。
ティム・クックCEOは、サンフランシスコで開かれた発表会で「AppleはiPadを新しいカテゴリーの製品として世に送り出し、Webブラウジングやメールなどの利用に欠かせないものになっている。新しいiPadは、われわれが再びiPadを定義するものだ」と述べた。
新型iPadをめぐっては「iPad 3」や「iPad HD」という名称になるとうわさされていたが、AppleはiPodと同様、通し番号などを付けずに「iPad」と呼ぶことにしたようだ。
新型ではiPhone 4/4Sと同様の高精細ディスプレイ「Retina Display」を採用。大きさはiPad 2と同じ9.7インチだが、解像度は2048×1536ピクセルに向上(iPad 2は1024×768ピクセル)。精細度は264ppiとなり、iPhone 4/4S(326ppi)を下回るが、iPad 2(132ppi)から大幅に向上。「人間の目ではドットを認識できない」ほどの精細さだという。色再現性も向上しているという
プロセッサはクアッドコアグラフィックスの「A5X」。背面のカメラは有効500万画素となり、iPad 2(92万画素)から大幅に向上し、1080pの動画撮影が可能だ。音声認識機能に対応し、キーボードを使わずに音声によって入力することが可能。日本語にも対応する。Bluetoothは4.0をサポート(iPad 2は2.1+EDR)。
LTEに対応し、米国ではAT&TとVerizonがLTEによるサービスを提供。3Gにも対応する。iPadとしては初めてテザリングに対応。日本ではソフトバンクモバイルが通信サービスを提供するが、テザリングは「日本を含む一部の国々では利用できない」という。
本体サイズ(Wi-Fiモデル)は241(高さ)×185.7(幅)×9.4(厚さ)ミリ。高さと幅はiPad 2と同じだが、厚さは0.6ミリ増えた。重さはWi-Fiモデルが652グラム、LTEモデルが662グラム。iPad 2からそれぞれ約50グラム増えた。
バッテリー駆動時間はWi-Fiモデルで10時間。LTEモデルでも9時間持つという。
米国価格は、Wi-Fiモデルの場合、16Gバイトモデルが499ドル、32Gバイトモデルが599ドル、64Gバイトモデルが699ドル。LTEモデルはそれぞれ629ドル、729ドル、829ドル。
国内価格はWi-Fiモデルの16Gバイトモデルが4万2800円、32Gバイトモデルが5万800円、64Gバイトモデルが5万8800円。
iPad 2は16Gバイトモデルを値下げして併売する。国内ではWi-Fiモデルが3万4800円、3Gモデルが4万5800円。
オープン戦、パドレス-レンジャーズ、7日・ピオリア)レンジャーズのダルビッシュ有投手が、ついにメジャーリーグのオープン戦初登板を果たした。
歓声の中でマウンドに上がったダルビッシュは、セットポジションでの投球。1回先頭のメイビンへの初球は高め、148キロ直球だったが、球審のコールはストライク。カウント2-2からの6球目、ど真ん中のスライダーにメイビンのバットはピクリとも動かず、まずは見逃し三振に斬って取った。
2番・ハドソンに、カウント1-1からファール2球の後、高めの149キロ直球は一塁左を痛烈に破られる二塁打。3番・グスマンは3球目のスライダーで中飛に打ち取り、2死で迎えたのは4番のクエンティン。
カウント2-2から縦の127キロスライダーで空振り三振を奪い、4年連続20本塁打の大砲を牛耳った。
二回は先頭のベナブルにカウント2-2からの144キロをセンターフェンス直撃の特大二塁打。6番・コッツェーは一ゴロで1死三塁。ここで7番・ダーメルの打球は頭上への高いバウンドとなったが、ダルビッシュはジャンプして好捕。慌てず本塁へ送球し、三走を封殺した。
2死二塁となり8番・ベイカーはフォークで空振り三振。2イニング、36球を投げ、最速は151キロ、2安打、3奪三振。無失点デビューとなった。
登板を終えたダルビッシュは「前回の登板が紅白戦(2日)だったので、あまり気持ちも入らなかったですけど。ちゃんとした敵チームということで、ちゃんと気持ちも入ってしっかり投げれたと思います。まだスプリングトレーニングですし、向こうも自分も感覚が出てきてないので、わかりませんけど、パワーはあるなと思いました。スライダーがこの時期にしては、しっかり投げられたので、よかったかなと思います。1試合をしっかり投げられた。1つの段階を踏めたということはうれしい。これからも1つ1つ段階を重ねて、ケガをしないように頑張っていきたいと思います」と安堵の表情を浮かべながら振り返った。
なでしこJAPAN、惜しくも負けてしまいました。良く頑張った!!あっぱれ~さすがだね!!ドイツはめちゃくちゃ強いけど、なでしこもよく粘って試合をしたね。課題はあるけど、今はゆっくり静養してくださいね。