Works-Style(s)

Modeling diary

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (6)

2019-08-09 12:30:57 | 919 Hybrid '15
残っていた小物類にもデカールを貼りました。



付属していたデカールの他に翼端板にもカーボンデカールを貼ってます



そしてクリアー吹き。



かなりホコリを噛ませちゃいましたがまずまずな感じかな?。
気温が高いのですが湿度も高いので硬化速度が遅く感じます。


ここでミス発見。



思いっきり捲れたままクリアーコートしちゃいました。
クリアー吹きの前に水洗いしたんだけどその時に剥がれちゃったのかな。


意気消沈しましたがリカバリーを試みます。
捲れた部分のデカールを慎重に剥がしまして。



少々醜くなってしまいましたが
クリアーの硬化途中だったので比較的簡単に行きました。


デカールを自作して貼り付け、そして再度オーバーコート。



ここまで接近すると粗が見えますが
少し離れれば気にならない程度には出来たかと。


気を取り直して研ぎ出し開始。
追い込むつもりはありませんが丁寧な作業を心がけています。
耐水ペーパーの番手を変えるごとに水洗いするとかね…。

で、その水洗い中に手がスベった。



立て続けかよっ!


思わずゴミ箱に放り投げようかともおもいましたが
負けないこと・投げ出さないこと・逃げ出さないこと・信じ抜くことが
ダメになりそうな時に一番大事だという先人の教えもありますので
頑張ってリカバリーしてみるよ(T_T)

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (5)

2019-07-24 16:10:47 | 919 Hybrid '15
デカールを貼る前に窓枠部分を黒で塗っておきます。



この辺の塗装指示は無し。
明らかにここが白いままだと完成後はカッチョ悪い。
デカール貼ってクリア吹きの後にしようか迷いましたがこの段階で。


そしてデカール貼り付け。
今回貼り付けるデカールたちをどどーん。



メインの幾何学模様的なデカールだけで約80枚。
細かいロゴを含めたら軽く100枚を超えます。
軽く目眩を憶えております…。


で、早速貼り付けます。



全体的に貼り付けのバランスを取りながらになるので
起点にしやすいこの辺からスタートしたわけですが
もうすでに嫌気がさしていたり。

とにかくデカールが硬いんですよね。
ソフターもなかなか効かないと思ったらいきなりデロデロになっちゃうし
中間の効き具合の見定めが難しいのですよ。

思えばスタジオ27のデカールを気持ちよく貼れたことって少ないなぁ…。


タッチアップ後の画像ですがこの辺がデカールの寸法が足りないし。




黒の部分は修正が楽なんですがココの辺りは修正痕が目立っちゃうしなぁ



修正痕がなるべく目立たない場所に収めてみましたが
モチベーションは一気に低下。


それでもなんとか貼り終える。





忙しいのもありましたが10日以上かかってしまいました。


大きな山は乗り越えたかな?

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (4)

2019-07-09 16:33:44 | 919 Hybrid '15
実車のルーフは遮熱のためにメッキ調の仕上げになっております。



コクピットの温度もレギュレーションで決められてるのよね。
外気25℃未満だと室内32℃以下で、外気25℃以上だとプラス7℃までだったか。


キットにはこれを再現するメッキシールが付属しているのですが



材質が硬めだし分割も多いので上手く貼り付ける自信がありません。
クリアコートも出来ない感じだしね。


という事でメッキ調塗装で再現してみようかと。


まずはマスキングをしましてグロスの黒を吹き付けます。






表面を平滑にするためにウレタンクリアをテロっと吹き付けて下地は完了。
研ぎ出しまではしておりません。



ラッカークリアだとメッキ調塗料を吹き付けたときに塗膜が溶け出してしまい
綺麗な仕上がりになりづらいので下地はウレタンのほうが安心です。


今回はガイアのプレミアムミラークロームを使用してみます。



今まであれこれメッキ調塗料を使ってきましたがイマイチ納得できるものに出会えませんでね。
もっと高価な塗料もあるのですが比較的安価で評判も良さそうなコレを使ってみることに。


もう一度マスキングして吹付け。
エア圧は極々弱めにしてニードルは開け気味で。



なんかスゲー良いじゃん。

今まで使ったメッキ調塗料のなかでは一番隠蔽力が高いですね。
黒下地じゃなくてもイケそうな感じ。
この時点ではキラキラ具合も文句ナシだね。


と、ここまでは他のメッキ調塗料でもそこそこイケるのですが
問題はオーバーコート時に粒子が動いてメッキ感が無くなってしまうこと。


恐る恐る水性クリアを軽く数回に分けて吹いたあとにウレタンクリアで締めます。



若干メッキ感は落ちましたが合格点だな。
手間はかかるけどこれから出番が増えそうな塗料です。

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (3)

2019-07-02 19:20:41 | 919 Hybrid '15
前回言い忘れておりましたことが一点。

シャークフィンの後端がメタルパーツになっておりまして
先に一体化しようと考えて接着してみたのですが



なんだかシャープな感じになりやせん。

レジン部が薄くて撓ってしまうためペーパーで整形すると
レジンだけが削れていってしまうと。


という事で



別体のまま進めることに決定。

完成時に隙間が出来てしまうと非常にカッコ悪いのですが
なんとかなるかな?…と楽観的思考で。


というわけでボディはパテ入れして荒れているところを整形しながら面出し。



なんだかエッジがパキパキ過ぎる感じがあったので少々丸めてみました。


納得できる仕上がりになったところで最終のサフ。



代わり映えの無い画像。

なるべく平滑な塗膜が欲しいので缶サフは湯煎してから吹付けております。


そして白塗装。
今回はガイアのEXホワイトで。



何度か申しておりますが白塗装が大の苦手。
厚吹きしすぎて陶器みたいな仕上がってしまうことが多々だったりします。

今回は根気強く薄めの塗料を何度も吹き重ねる方法で。
これだけで3日くらいかけました。

なんとなく上手く行った気がしております。

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (2)

2019-06-26 16:34:47 | 919 Hybrid '15
さて、本格的な制作に入ります。


サイドポンツーンからホイールアーチに伸びるライン
キットでは真っ直ぐになっておりますが



実車ではホイールアーチに向かうに従って下がっていくのが正解のようです。



ちょっとココはスルー出来ないな。


まずは実車資料を参考にラインをケガキます。




そしてデザインナイフやリューターで削り込みます。




それでもってパテを持って整形します。



少々フェンダーのボリュームが少ない感じがしたのでそこも修正しときます。


ハネモノのパーツは薄々攻撃を



右が施工前、左が施工後ね。

ハネモノはホワイトレジンなんだけど
個人的にこういった作業はプラよりやりやすい気がします。


開口部が曖昧になってる部分があったりしてね。



ここもデザインナイフや耐水ペーパーで修正しときます。



断面を薄々にしとこうかと思ったのですが色々と不都合が出そうなのでほどほどに。


スジ彫りを深く彫り直してサフを吹いて様子を見ます。



スタジオ27のキットってサフ吹きの状態が一番カッコよく見えるのは私一人か?


手を入れた箇所の荒れが目立つので要修正っすな。

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (1)

2019-06-18 17:38:23 | 919 Hybrid '15
さて新作に取り掛かります。

通常であれば夏の北海道モデラーズエキシビジョンに向けての制作となるのですが
幸いなことにお題(VW)はクリアしておりまして。

幸か不幸か少々時間的に余裕があるぞという事で
来年の静岡HSに向け同一カテゴリーのマシンを並べてみたいなと。



このLMP1-Hの3台を連作いたします。
TS050だけ年式が違うのが惜しい感じですが'15のTS040ってどこからもキット化されてないのよね。


先日の静岡HSに童夢S101を並べさせてもらったわけですが
箱車メインの展示の中で毛色の違うF1やプロトタイプが1台ポツンと並ぶと
そこだけが浮いてしまうというか埋没しちゃう感がありましてね。
TS050が作りたいってのが第一義だったりするワケですがそれに乗じての連作です。
3台並べばそれなりに見栄えもよろしいかと思いまして。

順番的には今が旬のTS050から制作したい気持ちもあるのですが
レジンキットが続くのはかなりシンドいってことで919→TS050→R18の順番で行ってみる予定でございます。
1年でコンペ車3台は結構辛いかも…。



という事で一発目はPorsche 919の2015年ル・マンウイナーでございます。



キットはSTUDIO27のもの。

ボディ・シャーシがレジンで小物類がホワイトメタルというSTUDIO27スタンダードと言えるキット。
造形もビシッとしてるし比較的モールドもシャープなのでそれほど面倒なことは無さそう。


まずは仮組みして全体の雰囲気を見てみます。


最初はリア。



そのまま組むと若干ハミタイ気味になるのですが
ボディ側とシャーシ側で0.5mmほどの段差が出来てしまうのを発見。

この段差分だけハミタイになっているのでボディ側をリューターでガリガリと削ります。



キレイな出来じゃありませんが完成後には見えなくなります。


そしてブレーキパーツをセットして様子見。



パーツの座りもシックリくるので元々の設計はこうだったのだろうな。


お次はフロント。

ホワイトメタルのサスアームのみでタイヤを支えなさいという無茶仕様。



ただね、インストの3D図面を見るとこんな感じに真鍮棒を通すのが正解みたい。
こういった推理をしながら組んでいくのがガレージキットの醍醐味であります(違)


メインのパーツが落ち着いたところで記念撮影。



それにしても凄いカタチっすね。
リヤカウルのシャークフィンも最初は抵抗がありましたが最近は見慣れたか。

早く完成させたい気持ちになりますが弄りたい箇所がチラホラと。
次回はそのへんに手をかけていきます。

SAKATSU 1/24 DOME S101 JUDD '01

2019-06-12 15:58:47 | Model Gallery
さかつう、童夢S101の完成画像です。

Dsc09694

Dsc09699

Dsc09706

Dsc09704

Dsc09711

Dsc09640

Dsc09654


童夢が2001年のル・マン24時間レースに送り込んだのがS101。
レーシング・フォー・ホーランドとデン・ブラ・エイビスに供給しての参加。
予選では非ワークス勢での中では上位クラスの速さを見せていましたが
搭載したジャッドV10の耐久性に難ありで2台ともリタイアでありました。


キットはさかつうのレジンキット。購入したのは10年以上前だったはずです。
デン・ブラ・エイビス仕様のキットでしたがこのカラーリングで制作したくなって
オクを漁りまくってデカールをゲット。

キット自体は非常に作りやすかったのですが難所はやはりそのデカール。
カルト製ってことに多少は救われましたがまさしく精神修行といって良い工程でありました。

そのお陰もあってか展示会では概ね好評。
過去作のダズルNSXに続き「変態デカールモデラー」の称号を頂くことになりましたとさ。

SAKATSU 1/24 DOME S101 JUDD '01(7)

2019-05-23 17:43:19 | DOME S101 '01
完成へと突っ走ります。


キットに付属されていた透明パーツ。
透明レジンなんですが経年劣化で黄変しちゃってます。



着色して使う場所は大丈夫なんだけど
未塗装のまま取り付けるにはこのままじゃダメだよね。


という事で



在庫あと僅かなモデラーズのレンズセットとジャンクの山からサルベージしたパーツで代用。
真ん中の補助灯も適当なクリアーパーツをリサイズして使ってます。


そしてバキュームパーツを切り出して取り付けます。



この作業は苦手なんだけど今回は上手く出来たと思います。

プラキットと同様に縁を油性マジックで黒塗装しておきました。
切り口が目立たなくなって効果大です。


ボディ側に取り付けるハンドル関係も完成。



カーボンデカールを貼ってみたりカーボン風塗装をしてそれっぽく。
少し寂しかったので右側に見える赤色のキルスイッチを追加しておきました。


取り付けるとこんな感じね。



メタルパーツが大味な感じですが雰囲気は良いですね。


ブレーキパーツを地道に塗り分け。



キャリパーのデカールが無かったのは残念。


アルミの削り出しホイールも勿体無いと思いながらも塗装。



ボディとは逆に艶ありで仕上げてみました。
ホイールナットは筆塗りで。


取り付けますよ。



なかなか良いのではないでしょうか。

ホイールハウスの隙間を考えるともう少し車高を落としたいんだけど
これ以上下げるとシャーシが接地しちゃうのよね。


細々としたパーツを取り付けて完成とします。





オープントップのプロトタイプマシンは初完成じゃないかな?。
今回の苦労点はひとえに言ってデカールでしたね
レジンキットとしては充分作りやすい部類に入ると思いますが。


次回もレジンキットに手をつけようと思ってます。
中身を眺めていますがなかなか難物な雰囲気ですぞ。

SAKATSU 1/24 DOME S101 JUDD '01(6)

2019-05-18 15:39:02 | DOME S101 '01
しばらく間が空いてしまって申し訳ないです。

通常だと制作記に合わせて制作を進めることを心がけているのですが
展示会前とかになるとその辺を一切無視した進行になるのでなかなか記事に出来ず。

という事で静岡終わりで落ち着きを取り戻しましたので制作記再開。
今回はシャーシに手を付けていきます。



エッチングパーツになっている整流板は塗装前に取り付けてしまいました。



塗装後に取り付けて接着部が汚くなるのを回避しているのですが
途中で誤ってポロリさせてしまい余計に汚くなってしまう可能性のある諸刃の剣だったりします。


黒塗装したら目立ちそうな部分にカーボンデカールを貼り込みます。



使用したのはタミヤのカーボンデカール。
ウレタンクリアーを吹いて研ぎ出しをし半艶クリアーでオーバーコートしておきます。


デカール表現のシートベルトはジャンクパーツから拾ってきた
ビニール素材とエッチングに置き換えてやります。



ルーフが無いのでバッチリ見えちゃうのよね。


そしてコクピット廻りを一気に組み立て。





ホンの少しパイピングをしてみましたがほぼインスト通り。

シフトレバーのパーツが付属されていたわけなのですがが
私の記憶だとS101はパドルシフトのハズなんだよね。
資料を漁ってみたのですがこの辺がわかるものがナシ。
ひょっとしたら緊急用に付いてたのかも。どうなんでしょ?。


ホワイトメタルでパーツ化されていたエキゾーストパイプは
少し形がイビツだったので真鍮パイプに置き換えました。



いつも通りのわざとらしい焼き色塗装。
いつまでも上手くならんね。


シャーシはこれにて完了。
次回はボディの仕上げをおこなって完成となります。

SAKATSU 1/24 DOME S101 JUDD '01(5)

2019-03-24 18:57:49 | DOME S101 '01
前回クリアー掛けをしたボディは研ぎ出しに入ります。



画像は#1500→#2000と耐水ペーパーをかけて
ラプロスの#6000→#8000と水研ぎしたところ。
あんまり良く解らない画像っすな。

どうもウレタンクリアーの硬化が遅くなってきた気がします。
開封から2年近く経ってるので劣化してきたかな?。


で、通常ならばここで仕上げのクリアーを吹いてテカテカに仕上げていくトコロですが
このようなカモフラージュ柄はテカテカにしてしまうと違和感が出てしまうのは
ダズルNSXで経験済み。

なので半ツヤクリアーの吹きっぱなしでフィニッシュ。



「あんまり研ぎ出しの意味なくね」とか言われそうですが
きっちり表面を馴らしてから吹いたほうがシットリとした質感が出てきます。


とりあえずボディの塗装が一段落したところで仮組み中のシャーシと組み合わせて見ます。



制作を開始したときは静岡HSに間に合わなくてもイイやと思ってましたが
ここまで来たら完成させてみたい思いがフツフツと。

あと1ヶ月半藻掻いてみますか。