Works-Style(s)

Modeling diary

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (10)

2019-10-19 17:27:54 | 919 Hybrid '15
懸念事項の一つであった排気口のパーツ。



ホワイトメタルなパーツなのですが、イマイチ開口の形状と合っておりません。


なので周囲にプラバンを貼り込んだりパテを盛ったりしてみました。



ん?、あんまり変わりないか。

エキゾーストエンドが一体であったのですが開口してアルミパイプを差し込んでみました。
実車はここまで出っ張ってはいないのですが模型的な見栄えってことで。


予想はしておりましたがリアウイングの組み立ては苦労しました。



翼端板とフラップの位置取りが曖昧ですしシャークフィンとの兼ね合いももあったりで
きちんと組もうとすると腕が3本は必要になる構成。
面倒臭がらずに軸穴でも設けておくべきでした。

おかげで接着材がハミ出しまくりで残念な仕上がりに。


大物の取付が終わったので小物の取付。
老眼が出始めた影響でここからペースが鈍りました…。





アンテナ関係のパーツは実車も結構太い感じだったので付属のパーツをそのまま付けたのですが
こうやって見るともう少し細いものに置き換えても良かったですね。


919だけに9月19日の完成を目指してましたが1ヶ月遅れで辿り着きました。





全体的の出来としては30点ってところか。ブログに載せてない失敗も結構あるのよ。

しかし以前と比べるとリカバリー能力は上がって来たような気がします。
ちっとも嬉しくないのが本音なんだけど^^;。


と言いつつ、出来上がってしまうとカッコいい。
モタスポの原体験がグループ5やグループCだったりする私には堪らん形状だったりします。

お次もLMP-Hのマシンを制作する予定。
引き続きお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (9)

2019-09-23 18:23:50 | 919 Hybrid '15
前回のアップに間に合わなかったダッシュボード。



ここもディティールアップの余地があるのですが
ほとんど見えなくなるってことでキットをほぼそのまま組みました。
付属のデカールだけでもそれなりに見えてくれます。


ヘッドライトのパーツはご覧のようなメタルの塊。



これをフロントスポイラーのパーツに土台がありまして
それに乗っけて支持させるという漢な構成なのですが



フロントスポイラーの接着面積もさほど広いわけではないので
経年で落ちてやこないかヒヤヒヤもの。


リヤの放熱口はエッチングを貼り付けるという私の苦手科目でありまして



接着材がはみ出しまくりでキチャナイ出来に。
よく見えないけどタッチアップだらけなんすよ。


バキュームパーツはデカールを貼ってクリアーコートして軽く研ぎ出しました。



そして取付け。



仮組みの時から時間をかけてフィッティングしてたのでまずまずの出来か。
一気にクルマっぽくなってきた。


なんとなくとっ散らかった感じで制作を進めていると気分的に盛り上がらないので
中途半端なタイミングではありますが予定を変更してクルマの形にしてみることに。


足回りのパーツを一気に塗装しまして



インストではアッサリ目の塗装指示しかなかったので
実車写真を参考に情報量を増やしてあります。

黒塗装指示だったホイールはブロンズベースのガンメタを吹いてみましたが
イメージ通りの色味になってくれて少しニヤニヤ。


足回りを組み付けて様子を見てみる
リアタイヤは接着しちゃうと上下分離が出来なくなるから仮組みね。



出来は悪いがカッコいい。
ホンの少しモチベーションが復活してきたか。

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (8)

2019-09-08 15:39:48 | 919 Hybrid '15
シャーシは黒塗装したあとに見えるトコだけカーボンデカールを貼り付け。



貼りっぱなしだと雰囲気が悪いのでウレタンクリア→研ぎ出しで
最後に半ツヤクリアをオーバーコート。

カーボン目が見えづらくなるんだけど、これ位が私の好み。


シートベルトは初めてエッチングパーツを使ってみることに。



布リボンも付属していたのですがあえてコッチで。
何度も言いますがバックル部分の筆塗りがヘタクソなのは仕様です。


一気にコクピットのパーツを組み立て。



と言ってもパーツは3つ。

色々イジってやろうかとも思ったのですが
実車と形状は違うしサイズもなんだかオカシナ感じなので断念。
このタイプのマシンはコクピットは見えなくなるので良しとします。


せめてという事でシート脇の円筒部分(名称がわからない)に
ジャンクから拾ってきた細切りデカールを貼ってみたのですが



こんな感じにチラッと見えてくれれば嬉しいのです。誰も気付かないけど…。


ボディの方はホイールハウス等の裏側を黒塗装。




いい加減マスキングなんで



豪快に吹きこぼしていたりするワケですが



ウレタンでコートしてあるのでラッカー溶剤で拭き取れちゃいます。

ラッカークリアではこうは行かない。
ウレタンのメリットですね。


さて、佳境に入ってきたかな。あの日までには完成させたい。

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (7)

2019-08-22 18:55:19 | 919 Hybrid '15
前回ポッキリしてしまったリアエンド。
ヤル気がダダ下がりですが修復して参りましょう。


まずはポッキリパーツを接着してパテ埋め。



なるべく修復の幅を広げてしまわないように気を使ってます。
なんとなく取付角度を間違ってしまったような気がします。


デカール部分は活かしたかったのでスジ彫り部分でマスキングして白塗装。



ブラシの圧は低めにして細吹きで慎重に。


再度クリアーコートして補修完了。



既存部分と色味が変わってしまった気がしないでもない…。


気を取り直して研ぎ出し再開。



ヤル気が下がっているのもありますがトコトン研ぎ出ししづらい形状で四苦八苦しました。
全体的にウネウネが消しきれてませんね。

自己採点は30点ってトコか。

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (6)

2019-08-09 12:30:57 | 919 Hybrid '15
残っていた小物類にもデカールを貼りました。



付属していたデカールの他に翼端板にもカーボンデカールを貼ってます



そしてクリアー吹き。



かなりホコリを噛ませちゃいましたがまずまずな感じかな?。
気温が高いのですが湿度も高いので硬化速度が遅く感じます。


ここでミス発見。



思いっきり捲れたままクリアーコートしちゃいました。
クリアー吹きの前に水洗いしたんだけどその時に剥がれちゃったのかな。


意気消沈しましたがリカバリーを試みます。
捲れた部分のデカールを慎重に剥がしまして。



少々醜くなってしまいましたが
クリアーの硬化途中だったので比較的簡単に行きました。


デカールを自作して貼り付け、そして再度オーバーコート。



ここまで接近すると粗が見えますが
少し離れれば気にならない程度には出来たかと。


気を取り直して研ぎ出し開始。
追い込むつもりはありませんが丁寧な作業を心がけています。
耐水ペーパーの番手を変えるごとに水洗いするとかね…。

で、その水洗い中に手がスベった。



立て続けかよっ!


思わずゴミ箱に放り投げようかともおもいましたが
負けないこと・投げ出さないこと・逃げ出さないこと・信じ抜くことが
ダメになりそうな時に一番大事だという先人の教えもありますので
頑張ってリカバリーしてみるよ(T_T)

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (5)

2019-07-24 16:10:47 | 919 Hybrid '15
デカールを貼る前に窓枠部分を黒で塗っておきます。



この辺の塗装指示は無し。
明らかにここが白いままだと完成後はカッチョ悪い。
デカール貼ってクリア吹きの後にしようか迷いましたがこの段階で。


そしてデカール貼り付け。
今回貼り付けるデカールたちをどどーん。



メインの幾何学模様的なデカールだけで約80枚。
細かいロゴを含めたら軽く100枚を超えます。
軽く目眩を憶えております…。


で、早速貼り付けます。



全体的に貼り付けのバランスを取りながらになるので
起点にしやすいこの辺からスタートしたわけですが
もうすでに嫌気がさしていたり。

とにかくデカールが硬いんですよね。
ソフターもなかなか効かないと思ったらいきなりデロデロになっちゃうし
中間の効き具合の見定めが難しいのですよ。

思えばスタジオ27のデカールを気持ちよく貼れたことって少ないなぁ…。


タッチアップ後の画像ですがこの辺がデカールの寸法が足りないし。




黒の部分は修正が楽なんですがココの辺りは修正痕が目立っちゃうしなぁ



修正痕がなるべく目立たない場所に収めてみましたが
モチベーションは一気に低下。


それでもなんとか貼り終える。





忙しいのもありましたが10日以上かかってしまいました。


大きな山は乗り越えたかな?

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (4)

2019-07-09 16:33:44 | 919 Hybrid '15
実車のルーフは遮熱のためにメッキ調の仕上げになっております。



コクピットの温度もレギュレーションで決められてるのよね。
外気25℃未満だと室内32℃以下で、外気25℃以上だとプラス7℃までだったか。


キットにはこれを再現するメッキシールが付属しているのですが



材質が硬めだし分割も多いので上手く貼り付ける自信がありません。
クリアコートも出来ない感じだしね。


という事でメッキ調塗装で再現してみようかと。


まずはマスキングをしましてグロスの黒を吹き付けます。






表面を平滑にするためにウレタンクリアをテロっと吹き付けて下地は完了。
研ぎ出しまではしておりません。



ラッカークリアだとメッキ調塗料を吹き付けたときに塗膜が溶け出してしまい
綺麗な仕上がりになりづらいので下地はウレタンのほうが安心です。


今回はガイアのプレミアムミラークロームを使用してみます。



今まであれこれメッキ調塗料を使ってきましたがイマイチ納得できるものに出会えませんでね。
もっと高価な塗料もあるのですが比較的安価で評判も良さそうなコレを使ってみることに。


もう一度マスキングして吹付け。
エア圧は極々弱めにしてニードルは開け気味で。



なんかスゲー良いじゃん。

今まで使ったメッキ調塗料のなかでは一番隠蔽力が高いですね。
黒下地じゃなくてもイケそうな感じ。
この時点ではキラキラ具合も文句ナシだね。


と、ここまでは他のメッキ調塗料でもそこそこイケるのですが
問題はオーバーコート時に粒子が動いてメッキ感が無くなってしまうこと。


恐る恐る水性クリアを軽く数回に分けて吹いたあとにウレタンクリアで締めます。



若干メッキ感は落ちましたが合格点だな。
手間はかかるけどこれから出番が増えそうな塗料です。

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (3)

2019-07-02 19:20:41 | 919 Hybrid '15
前回言い忘れておりましたことが一点。

シャークフィンの後端がメタルパーツになっておりまして
先に一体化しようと考えて接着してみたのですが



なんだかシャープな感じになりやせん。

レジン部が薄くて撓ってしまうためペーパーで整形すると
レジンだけが削れていってしまうと。


という事で



別体のまま進めることに決定。

完成時に隙間が出来てしまうと非常にカッコ悪いのですが
なんとかなるかな?…と楽観的思考で。


というわけでボディはパテ入れして荒れているところを整形しながら面出し。



なんだかエッジがパキパキ過ぎる感じがあったので少々丸めてみました。


納得できる仕上がりになったところで最終のサフ。



代わり映えの無い画像。

なるべく平滑な塗膜が欲しいので缶サフは湯煎してから吹付けております。


そして白塗装。
今回はガイアのEXホワイトで。



何度か申しておりますが白塗装が大の苦手。
厚吹きしすぎて陶器みたいな仕上がってしまうことが多々だったりします。

今回は根気強く薄めの塗料を何度も吹き重ねる方法で。
これだけで3日くらいかけました。

なんとなく上手く行った気がしております。

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (2)

2019-06-26 16:34:47 | 919 Hybrid '15
さて、本格的な制作に入ります。


サイドポンツーンからホイールアーチに伸びるライン
キットでは真っ直ぐになっておりますが



実車ではホイールアーチに向かうに従って下がっていくのが正解のようです。



ちょっとココはスルー出来ないな。


まずは実車資料を参考にラインをケガキます。




そしてデザインナイフやリューターで削り込みます。




それでもってパテを持って整形します。



少々フェンダーのボリュームが少ない感じがしたのでそこも修正しときます。


ハネモノのパーツは薄々攻撃を



右が施工前、左が施工後ね。

ハネモノはホワイトレジンなんだけど
個人的にこういった作業はプラよりやりやすい気がします。


開口部が曖昧になってる部分があったりしてね。



ここもデザインナイフや耐水ペーパーで修正しときます。



断面を薄々にしとこうかと思ったのですが色々と不都合が出そうなのでほどほどに。


スジ彫りを深く彫り直してサフを吹いて様子を見ます。



スタジオ27のキットってサフ吹きの状態が一番カッコよく見えるのは私一人か?


手を入れた箇所の荒れが目立つので要修正っすな。

STUDIO27 1/24 Porsche 919 Hybrid '15 (1)

2019-06-18 17:38:23 | 919 Hybrid '15
さて新作に取り掛かります。

通常であれば夏の北海道モデラーズエキシビジョンに向けての制作となるのですが
幸いなことにお題(VW)はクリアしておりまして。

幸か不幸か少々時間的に余裕があるぞという事で
来年の静岡HSに向け同一カテゴリーのマシンを並べてみたいなと。



このLMP1-Hの3台を連作いたします。
TS050だけ年式が違うのが惜しい感じですが'15のTS040ってどこからもキット化されてないのよね。


先日の静岡HSに童夢S101を並べさせてもらったわけですが
箱車メインの展示の中で毛色の違うF1やプロトタイプが1台ポツンと並ぶと
そこだけが浮いてしまうというか埋没しちゃう感がありましてね。
TS050が作りたいってのが第一義だったりするワケですがそれに乗じての連作です。
3台並べばそれなりに見栄えもよろしいかと思いまして。

順番的には今が旬のTS050から制作したい気持ちもあるのですが
レジンキットが続くのはかなりシンドいってことで919→TS050→R18の順番で行ってみる予定でございます。
1年でコンペ車3台は結構辛いかも…。



という事で一発目はPorsche 919の2015年ル・マンウイナーでございます。



キットはSTUDIO27のもの。

ボディ・シャーシがレジンで小物類がホワイトメタルというSTUDIO27スタンダードと言えるキット。
造形もビシッとしてるし比較的モールドもシャープなのでそれほど面倒なことは無さそう。


まずは仮組みして全体の雰囲気を見てみます。


最初はリア。



そのまま組むと若干ハミタイ気味になるのですが
ボディ側とシャーシ側で0.5mmほどの段差が出来てしまうのを発見。

この段差分だけハミタイになっているのでボディ側をリューターでガリガリと削ります。



キレイな出来じゃありませんが完成後には見えなくなります。


そしてブレーキパーツをセットして様子見。



パーツの座りもシックリくるので元々の設計はこうだったのだろうな。


お次はフロント。

ホワイトメタルのサスアームのみでタイヤを支えなさいという無茶仕様。



ただね、インストの3D図面を見るとこんな感じに真鍮棒を通すのが正解みたい。
こういった推理をしながら組んでいくのがガレージキットの醍醐味であります(違)


メインのパーツが落ち着いたところで記念撮影。



それにしても凄いカタチっすね。
リヤカウルのシャークフィンも最初は抵抗がありましたが最近は見慣れたか。

早く完成させたい気持ちになりますが弄りたい箇所がチラホラと。
次回はそのへんに手をかけていきます。