女性SF作家、菅浩江さんの「おまかせハウスの人々」(2005年・講談社)は、
近未来の日常をユーモアをまじえて辛口に描いた短編集。
掃除、洗濯、買い物まで目配りのきいた全自動住宅「おまかせハウス」のモニターに
なった3タイプの住人たち。そのクレームの対応に追われ、翻弄される開発メーカーの
社員である主人公。彼もまたある特殊なサービスを利用していた・・・・。
近未来の家族事情を描いた表題作「おまかせハウスの人々」の他、
「ナノマシン・ソリチュード」「フード病」など全6作収録。
もう10年前だけど、書店で新刊として並べられていたこの本を見かけて、
イラストレーター・影山徹さんの描いた装丁が気に入り思わず買ってしまった本。
初めて読んだ作家さんですが、なかなか面白かったです(^_^;;