人狼プレイ目録

人狼物語~月狼国~に関しての記事や、長期人狼をプレイした中で思ったことを纏めてます。

議題回答とそれに添っての思考の纏め方

2014-10-13 16:36:48 | 考察論
国や村によっては「議題回答」という形で、自分の考えを出すこともあります。
(人によっては全くそれに添って答えない人も……私だ!)

が、議題に添って答える場合のことを、ちまちまと考えて纏めてみました。
あくまで自分なりのやり方ですと一応。



よくある議題

■1.CO方法
■2.回避について
■3.●○希望(2d以降は▼▽希望も)
■4.役職考察
■5.灰考察

こんな感じかな?
もし追加して解説あった方がよさそうな項目があれば、誰か指摘してください。(ペコリ)





灰考察と希望以外の項目は、ざっと簡単に。



□1.CO方法について

最近はすっかりFOが主流になっている印象はあります。
初日にCOする以外だと、どんな手があるのか。
詳細についてはこちらに少し纏めてありますので、参考までに。

議題として答える時に考えるのは、「その村でその方法は適しているのか」ということ。
たとえば、無記名投票の村ならば、投票COのやり方は煩雑なものとなります。
村の設定、各参加者の状況。それらを見て、しっかり行えると思う方針を選びましょう。

また、占霊の潜伏を考えるということは、それだけ回避の発生が増えるということ。
村はまとめ制でしっかり決定が出るのか。
立ち会い不要などで決定を確認出来ない参加者がいる場合、それだけで回避まわりの機能が難しくもなります。

村の設定、状況を見て「どう進行するのが一番いいか」を考えてみると良いかと思います。




□2.回避について

占霊を潜伏させる場合は、それらの役職もですが。
大半は狩人用の項目となるでしょうか。
どの役職について言うか、それも大事。

狩人の場合、回避について深く言及することで狩透け/非狩透けをしないよう、議論は端的に切り上げる方が良いかと思います。

狩人の回避に関しては、抑止力の為に黙って死ね派閥と、しっかり回避しろ派閥とで長年にわたる抗争が行われていたり……。
どちらの派閥が良いとは私からは言いませんが。(私は回避派ではありますが)

戦術については、考えの違う人から突っ込まれても「自分の言葉で説明出来ること」
これが大事かと思います。
そのためにはメリットやデメリットをしっかりと考える。
その上でどちらを選ぶか。そういった思考過程、自分の考えをしっかりと確認しておいた方がいいかと思います。




□4.役職考察

表に出ている役職者の考察。
狩人はいやがることもありますが、ある程度村としての真贋を見たいというのもわかる気はします。

誰を真と思っているか。
偽の場合、内訳はどう考えているか。
そう考える根拠はどういった部分か。

それらが伝わると、わかりやすいのじゃないかなと思います。





さて、ここからがメイン。


人狼における推理のポイントは、いくつかあります。
真占を真と決め打てれば、そこを護衛して占いを使っていけば自然と村は勝てる。
でも、占い師は大抵の村で対抗が出る。
そして、狼は真占を墓下に送り込みたがる。

それだけでは勝てないことが多い。
だからこそ、単体でも狼を探す。
役職真贋も同時に見る。

多角的に判断を重ねていくことこそ、正しく村を勝利に導くことではないかと思います。






□5.灰考察

灰とは「役職者COしていない者」のこと。
主に素村、潜伏狼、狩人が含まれます。

人外の人数だけCO者が出たならばともかく、そうでない場合は灰に人外が必ず紛れている。
灰の発言を見て、誰が怪しいか。
あるいは、誰が信用出来そうか。
そういった「自分の考え」を開示するのが、この灰考察になります。



考えを纏めるより先に、まずは灰を見てみよう。
自分の考えをある程度纏めるまでに、灰をしっかりと観察し、疑問に思った部分などは聞いてみたりしてもいい。
「あれ、おかしいな」と思った部分があっても、案外聞いてみたら納得のいく考えを持っているかもしれない。
村同士でいらぬ疑い合いの状態にならないよう、理解を深めることも、また大事。



灰を見るポイントとして、いくつか簡単に。
ここにあげるものは、あくまで筆者の我流です。
狼探しを続けているうちに、その人なりの狼の探し方が見つかってくと思います。


・村への入り方は自然か

狼は出遅れを気にしたり、既に状況を知っているのに知らないふりをして現れたりする。
第一声は、実は最も狼を探しやすいポイントでもある。
逆にここを乗り切る狼は、強い。



・提案している戦術は、村のことを考えてのものか

戦術では色は取れないという人もいる。
確かに、難しい部分は役職ではなく慣れ/不慣れによることも多い。

だが。「その村の状況をその場で真剣に考えて発言している人」というのは、やはり人間臭く見える。
戦術論が出来るか、出来ないか。
慣れているか、不慣れか。そういった部分が問題ではないんだ。
「目の前にある村に当てはめて考えているかどうか」ここが大事。

狼というのは、案外表面的な発言になってしまうことが多い。
考えが当たってるか間違っているか、通るか通らないかという部分は実はあまり重要ではない。
「自分なりに考えて提案している」という人は、結構人間臭かったりする。



・能力使用への考え、能力者の扱いは一貫しているか

先に真占を真と決め打てれば~という話をしましたが。
そういった「自分なりの勝ち方/村でのやり方」というのは、案外人それぞれに持っているものです。

能力者真贋が得意なもの。
灰から狼を探すのが得意な人。
得手不得手は人それぞれ。
皆個性があり、自分の考えるやり方で狼を探していく。

自分が何を得意かわかっていない、まだどう村を見ていけばいいかわからないという人もいる。
そういった人は仕方ない。

だが、もし「占い師の真贋を見るのが得意です」と言っている人が、役職やその判定には目を向けずに灰を突いてばかりいたら?
その人は、人狼か狩人の可能性が高い。

自分の得意とするもの。好きなもの。興味のあるもの。
そういったものには、自然と吸い寄せられるものだと思う。
そういった自然さが滲まないというのは、どこかに作為が潜んでいる可能性がある。
こんな部分から狼が見つかることもあるので、着眼点の一つとして参考までに。



・村人たちへの見方、視線はどうか

村人ならば誰が仲間か知らないままに、手探りで狼を探しているはず。
相手の色を知らないからこそ、知ろうとする。

逆に、狼は仲間狼のことは知っている。
仲間への触れ方がぎこちなくなることもあれば、村人の色を探りもしないうちから相手を人と決めつけた発言をしてしまったりもする。

村人が村人を信じる為には、必ず理由がいる。
(中には自分は疑うよりも信じるタイプなんだ!という人もいるかもしれませんが……まぁ、そういう人は性格ということで)
その人が相手を信じるにいたった過程はどこなのか。
その理由は納得がいくものであるかどうか。
そういった人から人への見方を精査することも、人狼探しでは大事なポイントとなります。

また、狼は自分達が生き残る為に、村人に「こいつが狼だ」という疑いをかけていかなければなりません。
誰かを狼と疑っている場合に、
その人が本当に推理からそういう結論にたどり着いたのか。
それとも、相手が村人と知っていて黒塗りをしているのか。
あるいは、仲間をあえて疑って見せているのか。
これらを見てみるのも、また狼探しの良い材料となるでしょう。

狼は必ず「誰が狼か知った上で」発言しています。
他者の灰考察は、実は狼探しの大きなヒントだったりします。



・他者の希望はどうなっているか

希望とはつまり占い希望(●○)や吊り希望(▼▽)のこと。
その人の持つ能力使用への考えと、その人が出した灰考察と、その希望はしっかりとかみ合うかどうか。
希望だけ変に歪んでいないかどうか。
希望を出すまでに、その相手について精査したりする様子はあったかどうか。
そういった部分も、また情報となります。

人狼がそれまでの発言と希望先を歪めて出してきた場合。
「仲間とのライン切りを演出する」
か、あるいは
「吊りや占い先を操作する」
「追従と思われないよう、あえてずらす」
など、色々な作為が含まれている可能性が高いです。

(無論、人間でも希望先に集まっている人を占ったり吊ったりするのが勿体ないと思ったり、それまで疑ってた相手への疑問が解けたりで票入れが歪むことはよくあります)

歪んでいる部分はないか。
それは何故発生したのか。
そんな部分からも、案外推理が出来たりもします。



・自分への扱い、評価はどうか

村人は、狼を探したり、あるいは信じられる村人を探していたりします。
でも、狼は誰が狼かを知っていて、あえて探すふりをしている。
そういった部分を見抜くのに、実は自分への触れ方というのは良い材料でもあります。

自分を信じてくれてる相手なら、その根拠はどこにあるか。
自分を疑っているなら、どうしてそう思うのか。
懐柔されてないか、あるいはSGにしようとしていないか。
そういった感触を確かめてみるのも、また面白いと思います。

以前村で発言したことをbotに登録してあるので、参考までに貼っておきます。



・状況を考えてみる

状況からの推理、というのもあります。
ここに関しては、いちがいにこうと説明が難しいなぁ。
経験則から各人覚えて行く部分のようにも思います。
(機会があれば、一度考えてみよう……)




あれこれ書きましたが、大事なのは

【自分が各灰をどう思っているか】

それを認識しておくこと。
灰考察とは、それを纏めていくことになります。





という訳で、いざ灰考察へ。
大事なのは

・見やすく書くこと
・間に他の人のことをあまり挟まないこと
・結論は最初か最後に、端的に纏めること
・改行などを適時入れて、読みやすくすること
・誰が読んでもわかる文章で書くこと

パッと見で文字が詰まっていると、読む気が失せたりします。
見た目で損をするというのは、議事録でも十分起こり得ることだったりするのです。

改行、大事。
そして「読みやすい文章」も大事。
小難しい文章、綺麗な文章は、あまり意識しなくて良いかと。
むしろ、変に捻らずに素直な文章を書くのが一番読みやすい状態ではないかと思います。


結論が端的に纏まっていると、それだけで伝わりやすいです。
結論をどかんと先に出していると、以降の文が読み飛ばされたとしても、どう思っているかは伝わる。
丁寧に説明を置いた最後に結論を置くと、思考の流れが伝わりやすい。
纏め方はその人にあったやり方でいいと思いますが、どのケースでも「結論はわかりやすく纏める」ことが大事かな、と。



そして、自分の考えを伝える上で大事なのが
「結論」と「根拠」を明確にすること。

結論だけあっても、どうしてそう思ったかが欠けていては、自分の考えは正しく伝わりません。
そう思うに至った具体的な箇所があれば、それを指摘するのもいいでしょう。
喉と相談しながら、自分の思考を纏めてみると良いと思います。





□3.●○希望について

希望は、考察における結論の「さらにその先」に位置します。
例1)「Aが人狼だと思う。“だから、Aを占いたい”」
例2)「Bは人間だと思う。“だから、Bを占うのは反対”」
自分の考えを纏めた後、能力判断をどのように使うか、更に考えてみましょう。

逆に、考察で自分がどうしてその人を希望するに至ったか、その過程を説明出来ることが出来れば上出来です。






自分の思考を開示するのは、何も議題回答という形式に添わずとも出来ます。
ただ、それを求められているならば、その形式を使うことも増えてくるでしょう。
そういった場合、相手にわかりやすく伝えられるといいな、と思います。

形式に拘る必要はないとは思いますが、一応自分なりに纏めてみました。
「そう言いながら、お前自分じゃ議題なんて使わねーじゃーん」
と言われるのなら、「はい、その通りです!!!」

……えへへ。




それ以外にも、botに掲載した過去の村発言で役に立ちそうなものを適当にいくつか置いておきます。(表題は適当です)


我流の考察纏め方

狼の初動について

票とラインについて

考察の言語化について

他者の思考の開示補助について

まぁ、それ以外は思ったことはだいたいこのブログにだらだらと纏めてあります。
お役に立つかはわかりませんが、自分なりの考えですので、読み物としてでも見ていただけるなら嬉しいです。

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