人狼プレイ目録

人狼物語~月狼国~に関しての記事や、長期人狼をプレイした中で思ったことを纏めてます。

考察文章を書くにあたって

2014-02-18 15:59:52 | 考察論
「考察が書けない」という話をお聞きしましたので、基本的な「文章を書く」という部分から見直してみました。
まずは、一般的に言われる読みやすい文章を書くコツで、人狼にも使えそうなものから。



・文章の書き出しは、短文の方が良い

・主張を曖昧にしない

・使い慣れた言葉、自分で説明出来る範囲の言葉を使う

・結論を先に書く

・見出し、表題は読むだけで内容や結論がわかるように

・不用意に主語を省かない

・異なる内容について話をする時は、発言を切り替える/区切る(行間をしっかりとあける)

・発言に「理由」や「根拠」、そして「結論」を添える





以下は「人狼での考察書き」に際し、注意したい点


・「思う」「思います」の連発

連発すると、自信のない印象を与えることにもなる。
主張の強さを与えたい時はやめておいた方がいい。


・客観的な視点の使い方

自分が感じたこと、主観的な意見については、あまり客観的な書き方はしない方が良い。
また、「自分視点がはっきりしている事柄」については、客観的な表現はなるべく入れない。誤解の元となります。

たとえば、自分が真占の時に対抗をどう思うか聞かれたとする。
「対抗が偽なら狂人じゃないかと予想します」と答えるのと「対抗は狂人じゃないかな」と答えるの。
前者は「自分が真という前提に立って話していない」という部分で、偽視される材料となり得ます。

視点がはっきりした立場の場合は、そのことについて話す時は主観的な言葉を用いる方が通じやすい。


・一文にあまり詰め込まない

主張がごちゃっと入ってしまうと、「どれが伝えたいことなのか」がずばり読み取れないことがあります。
せっかくの意思が相手に読み取って貰えないのでは、勿体ない。

喉の都合で最後に詰め込んだーなどは仕方ないですが。
余裕がある時は「何を伝えたいか」を念頭において書いてみることをおすすめします。


・事実と意見を区別する

これについては、「テクニックとして用いるならば、あり」です。ありありです。
ただ、無意識にそうなってしまっている場合は、少し気をつけた方がいいかな、と。

事実の中に自分の意見を混ぜ込んで、さも「それすらも当然のことである」と見せかけるのは、一つの立派なテクニック。
でも、そんなことが出来る人には、こんな纏めも不要でしょう。
むしろそのテクニックを私に教えるべき。(まがお)

意図せずそれが混ざってしまって、村陣営の時に指摘されてしまうようなことがあると、そこから黒視される可能性も出てきます。
意図して用いるならとても強い部分ではありますので、少し意識してみるのも面白いと思います。




以下は、意識しておくといいんじゃないかなーと思う部分。


・誰のことについて書いているか
・誰に向けて書いているか
・論点は何か
・「自分の意見」は盛り込まれているか
・無駄な部分はないか
・適度な改行を盛り込んで、読みやすくなっているか





以下は、文章構成について

人狼においては、「全文を読まなくてもわかる」という部分から、結論を冒頭に持ってくるのがわかりやすいと言われております。
文末に結論を置く場合、それは「全文を読まないと伝わらない」のに対し、冒頭に結論が置かれていれば手っ取り早く伝わる&インパクトを与えることが出来ます。

上部でも書きましたが、考察に説得力を持たせたいならば、「主張」に必ず「理由」「根拠」をわかりやすく添えること。
そして、「結論」までしっかり導くと更に良いかと思います。

たとえば、
「ジムゾン黒くないか。言ってることよくわからんし、吊ろう」
というのと
「ジムゾン黒いと思う。(主張)
トーマスを真視しているはずなのに、彼から白が出ているリーザが怪しんでいる。
単体への疑いと真贋の見方が一貫していない。リーザが吊りたいだけのように見える。(理由)
ここ狼だと思うし、吊ろう。霊判定見たい。(結論)」
考えが伝わりやすいのは、下の方ではないでしょうか。

ただ、まぁここら辺あんまきっちりした文章より、砕けた方が好みという人もいるかもしれないけどね。
わざと隙を作って質問させて、こちらの意図を掘り下げさせるという手法もあったりもする。
そういうのを抜きにして、純粋に「見てすぐわかる、理解しやすい文章」を求める為にというお話。




以下は、参考になりそうな文献。

論理的な主張の仕方
ビジネス文書(文章)の書き方
(「文章表現のコツ」「わかりやすい文章構成」のページもおすすめ)





botに登録済のものからも、文章関連のものをいくつか紹介。


文書構成の内因子、外因子について
(長文につきリンク先参照のこと)


すれ違いのよくある原因は、言葉足らず、だな。

自分起点で喋るから、他者がそれを読むって意識が欠けるのはよくあることで、無意識に言葉が抜ける。
その抜けてる部分は本人には分かってるけど、他からは推測で読み取るか、もしくは分からない。薔薇の下28



通常考察という形に纏める場合には
「結論」「理由」「根拠(具体的な要素開示)」が必要になる。
また、それに付随して「対処法」も付け加えると、先の見通しが伝わっていいとされているな。象牙26



目的をハッキリさせてから発言してみてほしい。その要求が何のためにあるのかということ。
要求にこたえるのは大事だけど、それがなんのためになるのか、という意志の部分で人と人外の差がでてくる。

義務感での発言なら、いくら言葉を尽くしても届かない。「何を訴えたいか」がほしい。瓜1073



「思考の流れの開示をする事」を優先して欲しい。
Aさんのどこを読んで、どう感じたか、を落としていく。
結論ありきは狼に見えるから。

考察としてまとまった形でなくてもいい。
雑感でもかまわないから。瓜1015



・前提の説明(私はこう考えています/私はこういう点を見ている等)
・反証(○○の線も考えられるけれど、それは△△という点で否定できる等)
・一般化(○○という点がなぜ怪しいのかというと、人狼は○○だから等)

だいたいこういうところを気にするのが発言技術かなと思います。ぐた173



見やすさを追求するなら

1.相手の言葉の引用には「」などを使う、できればアンカも
2.話が変わるときは1行あける
3.喉節約のためにもできるだけまとめる

と俺様は思ってるので、参考になれば。旧薔薇の下201



整合性を気にするなら、自分のした発言意図を全て記憶に入れておく。
発言を、ではなく、発言意図を、な。

発言する際に、意図を必ず意識しておけば出来る。

それ以前の発言は、自分の思考のメモでもあるゆえ。ぐた202



人の頭にはルールがあってな。
「自分が使える範囲の言葉でしか、理解しない」んだよ。

大事な部分を、自分しかわからない言葉に込めたら損するぞ。
基本的な発言を習得したいなら、なるべく相手の言葉を使うこと。
それがわからないなら、中学生が読んでもわかるぐらいの言葉でOK。ぐた194



このひとは白い。じゃあその白さを伝えよう。
ここおかしい?じゃあこのおかしさを伝えよう。

ただその時、「思考過程」が見えるように意識する。
喉少ないからどうしても思考過程削りそうになるんだが、
「自分は誰のどこを見てこう思ったから、こう判断する」でOK。ぐた189



結論や判断はまとめた方がいい。
前だしは、てっとり早く伝えたい時。インパクトが強くなる。後ろだしは、説明していきながら最後に「なるほど」と思わせる書き方。
流れが速い中や文章に自信ないなら、頭だしの方が目につく。

落ち着いた時なら、後ろだしで丁寧に導いた方が伝わる。ぐた189



発言って、意外なぐらい読まれてないもんだ。

「落とせば読んでくれる」は×

「読ませる文章にする」は△

「見たらわかる」が〇 ぐた189







文章については、その人なりのオリジナリティがあったり、自分で頑張って考えたものの方が、相手には伝わると思います。
ただ、それが読みづらかったり、伝わりづらかったりすると、勿体ない。
少し意識してみるだけで、大分印象が違ってくることも多いのではないでしょうか。

自分も、日々勉強中です。