ほんわか亭日記

ダンスとエッセイが好きな主婦のおしゃべり横町です♪

「もらい事故」

2018-05-08 | エッセイ
2018年5月8日(火)

朝、エッセイサークルに行く前に、コンビニから、ムコ君の忘れ物の
水筒を送りました。(^^)
さて、それから、エッセイサークルへ。
今日のウィステの作品は、3月のもらい事故について。
ということで、そのほやほやのエッセイを・・。
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「もらい事故」
 エッセイの例会の後は、午後から、「英語でポップスを歌う会」に行くので、
私は、会場になっている隣の市の公民館へと車を走らせていた。
事故は、その途中で、起きた。
 前方の交差点の信号が赤になり、私は、ブレーキを踏み、ゆっくり車を止めた。
ところが、バックミラーに映る後続の白い車が、す~っと近づいて来るではないか。
あれ、あれと思っている間に、ごく軽くトンと車が揺れた。
 ぶつけられたの?どうしたら良いの?外に出る?
 うろうろ迷っていると、後の車から出て来たがっしりした中年男性が、ドアの横に来て、
「すみません。大丈夫ですか?取り敢えず、あちらのコンビニの駐車場へ移動しましょう」
 と、道の反対側を示した。
 交通の邪魔にならないよう、私たちは、すぐそちらへ移動した。男性は、深く頭を下げ、
「申し訳ありませんでした。ご迷惑をかけました。身体は、大丈夫ですか?」
 と、謝って来た。私は、
「あの、私、交差点で、止まったんですが……」
 と、言い、相手の方は、「はい、そうでした。すみません」と、答えた。
私は、一番肝心な「私は、停車していた」ことを了解してもらったので、少しほっとした。
そこからもめたら大変だった……。
男性は、すぐ警察に連絡した後、コンビニで免許証のコピーを取って来て渡してくれ、
その余白に、彼の保険会社の連絡先も、書き込んでくれた。その行動に、私の警戒心も、
薄れて来た。それから、二人で、双方の車の傷をチェックしてみたが、幸いなことに、双方とも、
特に、傷も見当たらない。男性の車も自動ブレーキが付いているそうで、その警告音が、
ピピピピと鳴り、急いでブレーキを踏んだけれど、間に合わず、最後に軽く当たって
しまったのだそうだ。私は、自動ブレーキというのは、車が勝手にブレーキをかけて
衝突防止をしてくれるものだと思っていたが、警告音が鳴るだけなのだろうか?
私は、使う機会が幸いにもまだ無いから、そういうものかと聞いていた。男性は、
「お時間、大丈夫ですか?予定が、あるんじゃないですか?」
 と、心配してくれた。
「大丈夫です、すぐ、サークルには、事故で行けないと連絡をいれましたから。
おたくは、予定、大丈夫ですか?遅れませんか?」
 と、聞くと、
「大丈夫です。今日は、娘の中学の卒業式で、帰って、ちょっと買い出しに出たんです」
 と、言うではないか。私は、思わず、春の麗らかな空を仰いで、
「良いお天気で、良い卒業式だったでしょうね」
 と、答え、彼も、「はい、本当に良い卒業式でした」と、笑った。
 そんな話をしていると、警察官が到着し、私も、免許証や、車検証を出した。
ところが、相手の方の免許証が見当たらないそうだ。コピーをしたのだから、確かに、
持っていた筈なのだが、彼は、「無い、無い」と、車の中を探しだした。
警官は、私が持っていた彼の免許証のコピーで書類を作り始め、私は、落ちていないかと、
相手の車の下を覗いてみたのだが、見当たらなかった。取り敢えず、男性は、先に、
ドライブレコーダーを提出していた。それは、構わないが、そういえば、私の車は、
停止線を大分オーバーして止まったのだった。それも、映っているのか、減点かと、
密かにひやひやした。
 書類作成が終わっても、免許証は出てこない。焦った男性に、警官が、
「お財布の中は?」と、聞くと、なんと、小銭入れの中から免許証が見つかった。
彼も動転していたのだろう。
 警官が帰り、さらに繰り返し謝る彼に、私は、
「一応、ディーラーさんに、車をチェックしてもらいますので、その費用は、
そちらの保険会社で出してください」
 と、話し、了解してもらって、別れた。ところが、ディーラーさんでは、
「車に傷も無いし、へこんでも無いです。バンパーの端がちょっとずれていますね」
と、そのずれを、手でポンと押して直してくれて、
「これで、大丈夫です」と、無料で済んだ。
 まだ四時前。後、一時間くらい時間があったので、「英語でポップスを歌う会」へ、
途中からでも参加することにした。
入室してきた私に、お仲間は、びっくりしていたけれど、
「こういう時は、大きな声で、歌を歌うほうが良いと思って~」
 と、言い、私は、「明日に架ける橋」の高音部をひ~ひ~と声を絞り出しつつ歌いだした。
すると、掠れた歌声が、気管を通過するにつれ、思わぬ事故で縮まった私の身体が、
押し広げられていった。
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合評は、自動ブレーキって、どうなんですかねえ・・という方向に話が行ってしまったよ。
みなさんの感想は、そこですか・・。
ウィステが、言いたかったのは、最後の一行なんですが・・・(^^;)

例会後、いつものファミレスに行ったら、最初に着いたウィステに、
お店の人が、
「先月、場所を空けて待っていたのに、連絡なく、来られなかったんですが・・。
今日も、人数の連絡をいただけなくて・・」
と、言われてしまった。
「まあ、そうだったんですか。混んでいるときに、すみませんでした」
と、右代表で、謝りました・・。
でも、後から来た役員さんが、
「先々月、帰り際に、4月は、休みます(=来ません)と、確かに言ったのに・・」と。
注文取りに来た店員さんに、そう言ったけれど、
「こちらは、聞いていません」と。
話が通っていなかったんだ・・。
役員さんは、
「口頭は、ダメだったのね」と、半年先の予約まで、メモに書いて、
帰りに渡していた。
そうよね、「しっかりメモで、にこにこ予約席」が、一番だわ。(^^)











コメント
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