父心

２０１２年６月２２日（金）

エッセイサークルのお仲間のＯさんが、個人エッセイ集を出した。
子供の頃、田舎でおじいさんと暮らした農家の四季が描かれた、
懐かしい雰囲気のエッセイ集なんだ。
ラウンドダンスのお仲間のＡさんに貸していたその本を今日、Ａさんが
返してくれた。

Ａさん、そのおじいさんの姿に、頑固親父だったお父さんのことを思い
だしたんですって。
口数の少ない方で、威厳があって、「そんなことしちゃいかん！」って
短く言われると、すごく怖かったんですって。
昔の一家の主の姿だよね・・。
Ａさんは、「気持ちはあるのに、損な性格だよね・・」と。

Ａさんのお父さんは、Ａさんが結婚するとき、Ａさんのご主人に、
「派手な暮らしは出来なくて良いから、地道な暮らしをず～っと続け
させてください」
と、頼んだそう。お父さんが亡くなってから、ご主人がＡさんに話して
くれたのだそうだ。男と男の約束かな・・。（＾＾）
「父心だねえ・・」と、頷きあったわ。

そんなじんわりした気持ちになるエッセイ集、そのままＢさんにお貸ししました。
みんなに読んでもらいたいよね。（＾＾）

午後からは、ハハのところに。
壁に貼ってあるお習字、ハハのは、「山」って、立派な筆遣いで
書いてあった。もちろん、ウィステよりずっと上手・・。
でも、今日のハハは、看護助手さんにウィステのことを聞かれて、
「母です・・」って。
はい、はい・・。（＾＾；）