ほんわか亭日記

ダンスとエッセイが好きな主婦のおしゃべり横町です♪

百姓貴族

2010-08-29 | 読書
2010年8月28日(土)

夕方、ムコ君がやってきたけれど、ムスメはまだお友達とのランチから帰ってこない。
ムコ君は、早速、わんちゃんをお散歩へ連れて行ってくれた。
わんちゃん、大喜びで出発~♪ やっぱり、違うね。(^^)

ムコ君は、ムスメの本、エッセイ漫画「百姓貴族」も家から持ってきてくれたので、
ウィステはそれをお先に~♪

酪農家の家に生まれ、漫画家になる前は北海道で農業に従事していた作者、荒川弘の農業漫画は、
濃い・・・!
「私の血には、牛乳が流れているのだよ」と言う作者の、「農家の常識は世間の非常識」が、
熱い・・・!

米、野菜、鹿肉などなど、食料は、互いに物々交換で手に入れるから、・・・プライスレスの世界。
でも、派遣ギリにあった人たちをやとっても、3日で全員が逃げ出す、ハードな世界だ。
出産時に脊椎を痛め、立てない子牛を、一生懸命マッサージしてやるが、ついにダメと分かると、
きっぱりと食肉処理場へ送る・・・という生きる厳しさを子供の頃から実感させられる世界。
だから、「給食費払っているんだから、いただきますなんて言う必要ないわよ!」などという言葉に、
「日本の食糧庫、北海道を独立させて、あいつら、飢えさせてやる~!」と、熱い血が騒ぐそうだ。(^^;)

大きな台風で、荒川の牧場の牛の運動場がやられた。柵からなにからきれいさっぱり流されたそうだ。
(牛は助かったそう)
農協から被害調査にやってきた人に、
「なにより大きな被害は、数年物の堆肥!あれがないと、これから数年の作物の出来が・・!
被害額はいくらと見れば良いのか!」というけれど、・・牛のウ●コは、・・・プライスレスだそうです。

そうそう、ど根性大根とか、ど根性アスパラガスのニュースも、
「近隣の人たちが温かく見守って、大根に花が咲きました」⇒どうして食べない!(農家の常識)
「せっかく育ったアスパラガスが、何者かに切り取られました」⇒良かった、食べられて。(農家の常識)
・・・だそうです。

飼い犬なども、「働かざるもの食うべからず」で、ちゃんと牧場の見回りをお仕事にしているそう。
うちは、クーラーで涼むポチ&わんちゃん・・、メタボ街道まっしぐらも、むべなるかな。(^^)



コメント
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