野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

実践編ー里山常緑のシダの観察2-

2018-12-25 | フィールドガイド--植物編--

里山の常緑のシダ

観察会ワークシートの2回目

里山観察会 
常緑のシダVol.2
リョウメンシダ
スギ林に多い。里山でも杉の植林の下で見られる。
葉は表裏の質感がよく似ており、区別が付きにくいことからリョウメンシダ。
リョウメンシダの胞子嚢ができるのは冬期。1月~2月が観察で見られる。
ヤブソテツ
林床、林縁に生える。外形がソテツに似ていて、藪に多く生えていることからヤブソテツ。

オオベニシダ
新芽のときはベニシダのように赤くならず黄緑色。ベニシダのような光沢はない。
よく似たトウゴクシダの葉柄下部の鱗片は黒褐色となることで区別できる。
ベニシダ
葉柄は若い時は紅紫色(これからベニシダと名がついた)、基部に線状披針形、全縁の鱗片がつく。
 
イノモトソウ
東北地方南部以南の本州・四国・九州・琉球、台湾・中国・インドシナなどに分布。
胞子葉は栄養葉より長く、幅が狭い。
フモトシダ
 林下で普通に見られる。
葉が毛深いのがフモトシダの特徴で、葉をさわってみるとふわふわする。

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