マモン (Mamão)(パパイヤ)
沖縄ではパパイヤを野菜として利用しているそうです。沖縄の収穫時期は7月から9月。
野菜と利用するというのは、熟す前の青い果実を収穫し、煮てたべます。大根のような食感があるそうです。沖縄には中国から台湾を経て、18世紀に伝わったといいます。今、熟す前の青パパイヤ、茨城県の水戸パパイヤ栽培研究会の農家が栽培して健康食品として注目されています。
さて 今回はパパイヤ ブラジル語ではマモン。
青いパパイヤは食べたことはありませんが、熟したパパイヤはおいしくいただきました。
パパイヤ ( Carica papaya L.) は、メキシコ南部からニカラグア北部の地域でスペイン人によって発見されました。
ブラジルには1587 年に入ってきたといわれています。
成長に適した気温は22°C から 26°C で、9 月から 2 月に収穫されます。世界には52種類以上のパパイヤの品種があるそうです。
パパイヤには、雌花、雄花、または雌雄同体の花があります。雌花と雌雄同体の花からできる実は、丸みを帯びたものと細長いものができ、どちらも食べることができます。一方、雄株のものは、形が変形し、食べてもおいしくありません。
パパイヤは、寿命は5年から10年ほどですが、農園では通常、寿命より早く植え替えられます。
現在ブラジルで作られているパパイヤの品種は、フォルモサパパイヤで、台湾が原産です。
ポルトガル帝国の入植者がこの国に到達したとき、現在の国が位置する領土は「フォルモサ島」と呼ばれていたため、その名前が由来しています。
パラ州のパパイヤがどのように入ってきたのか日本人かかかわるおもしろ伝説があります。
伝説によると、パラに住んでいた日本人宣教師が宗教的使命のためにハワイ(米国)に行き、そこで彼はブラジルの土地で知っていたものよりも小さくて甘いパパイヤがあったので、ポケットにいくつかの種を入れてブラジルに持って帰り、パラの農家の友人に配りました。その後、パパイヤは、北部へ北東部の他の州に広がったとか。
果実はカルシウム、プロビタミンA、およびビタミンC(アスコルビン酸)に富み、また消化酵素(パパイン)を多く含むので、重いブラジル料理のデザートには最適です。
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