子どもの本がおもしろい㊲
今回は農業、学校で食育実践、肥料の代わりに野菜ごみをつかって育てるノンフィクション。
「菌ちゃん野菜をつくろうよ」
あんずゆき文
出版社 : 佼成出版社; 初版 (2016/6/20)
発売日 : 2016/6/20
言語 : 日本語
単行本 : 96ページ
「虫はまずい野菜につく」退職金使い果たした有機野菜農家がたどり着いた驚愕の答え(2020年)
「雑草があれば2カ月で有機野菜作り始められる」常識を覆した土作りの方法とは?(2020年)
生ゴミコンポストの作り方|菌ちゃん先生の「生ゴミ漬け物投入法」(2021年)
菌ちゃん(吉田俊道さん)に学ぶ自然農法の世界が日本を救う理由(2022年)
とネットには山のように菌ちゃん農法があります。
この本は、これは子ども向けに書かれたノンフィクション 2016年のもの
菌ちゃん先生こと吉田氏は、1996年から農業を始められたそうで、この本は20年間の成果と実践、おもに子どもたちを行った実践の経過と結果をあんずさんが著したもの。
2010年に「生ごみ先生の元気野菜革命」が 東洋経済新報社が出版されているので、16年ごろには成果が定着し評判になっていたのだろう。
出版社の説明には
「菌ちゃんって、なんだろう? ほんとうにいるのかな? ある小学校で行われた「菌ちゃん野菜づくり」は、そんな疑問いっぱいで始まりました。菌ちゃんとは、土の中にいる土壌微生物のこと。土に混ぜた生ごみを菌ちゃんが分解し、発酵熱で土がおふろのように温まることに、子どもたちはびっくり。さらに、菌ちゃんがたくさんいる土で育った野菜のおいしさに、またびっくり! 子どもたちが野菜づくりを通して、目に見えない微生物の存在に気づき、いのちの循環や健康の大切さを感じていくようすを紹介したノンフィクションです。」
本書は、長崎県の小学校で行われた、吉田俊道さん(大地といのちの会)による「菌ちゃん野菜づくり」の授業をまとめたものです。 現代の子どもたちの食の乱れを危惧している吉田さんは、野菜づくりの体験が、食を見直す近道だと言います。 実際に土づくりをしてみましたが、土に混ぜた生ごみが消え、土が40度以上に温まると、大人でも感動します。土壌微生物が土を豊かにし、そこで育った野菜から栄養をいただいているのだということがよくわかります。 ぜひ多くの方に体験していただきたいと思います。巻末には、家庭でも簡単にできる菌ちゃん野菜のつくり方を掲載しました。
動画などからも多くの方の支持があるようで、最近は糸状菌を出させるために枯れ木や枯れ草や竹を利用して畝の上に乗せて軽く土をかけて発酵させる方法なども盛んに動画がみられる。
子ども向けに書かれた本だが、入門編として生ごみを活用してみようとおもう本でした。
バックグランドが広いので、この本だけではエッセンスのみ、
実践からこまかい方法は動画などを参考にしないといけないが、食育にもかんれんすることなので、興味ある人は調べてみるのが良いだろう。
窒素リン酸カリという肥料の概念だけでは植物の成長は図れないという本。
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