帰省から帰ってくるや否や、ゆうきち急に後追いが始まった。
朝から私の姿がほんの数秒見えないだけで、涙ポロポロ鼻水だらだら垂らしながら、大泣きしてる。
午前中は一人でいい子で遊べてたのに、何でなの~
帰省中沢山の人に会って、抱っこされて一人でいることなんて全く無かったから、急に一人が嫌になっちゃったのかな?
でもあんた・・・あんたは間違いなく一人っ子だからね。
そんなゆうきち、最近の悩みは8ヶ月にもなるのに、ハイハイが出来ないこと。
お仲間内で、ズリバイもハイハイも出来ないのはゆうきちただ一人。
しかもする気もなさそう・・・
おいらが動かなくても、回りが動いてくれるからいいや・・・と言わんばかりに、お座りが大好き。
お座りマスターが早すぎたのかな?
後追いしたいけど、ハイハイできないから、追ってこれず余計泣いてる感じ。
母としては、ぜひともハイハイマスターして欲しい。
そんな中、母はコンタクトレンズを買いに、ゆうきちを連れて町に出た。
検査中もおとなしくてしていたゆうきち。
ふと眼科の先生が、
「今、何ヶ月?」
「8ヶ月です。」
「じゃあちょうどハイハイする頃だね・・・」
あ痛たたたたたぁ~そりゃまた聞かれたくない質問だったね~
「それがまだ出来なくて・・・」
「そうか~お座りは?」
「お座りは出来るんですけど~」
「じゃあいいでしょ、別にハイハイできなくても。
それが最終目的じゃないんだから・・・」
ズキッ~ン、そうだった~そうだった。
とかく日々育児に追われていると、ついマニュアルどおりに発育しないと焦ってしまう自分がいた。
そうだ、ハイハイするために産まれてきたわけじゃない・・・ハイハイは単なる通過点だったんだ。
他人に言われてハッとした。
焦らなくていいんですね~そのうち歩いてくれるよね~。
あ~なんだかすっきりした一日になった。
相変わらず単純な母である。