猿八座 渡部八太夫

古説経・古浄瑠璃の世界

壬辰の年、辰の月、壬辰の日、辰の刻

2012年04月02日 08時14分16秒 | 調査・研究・紀行

4月1日(日)は、旧暦三月十一日、壬辰の日でした。

辰の年辰の月辰の日と言えば、わりと沢山ありますが、

壬と限定すると、60年に一度しか訪れません。

水の兄(みずのえ)と辰の組み合わせは、

まさに水を得た龍であり、

生命力に溢れた瞬間であると言えるでしょう。

さて、古説経「阿弥陀胸割」に取り組んでから

ほぼ1年が経とうとしていますが、

いよいよ、今年の11月頃に公開できそうです。

主人公の天寿と松若の生まれは、

壬辰の年の辰の月の辰の日の辰の刻とされていますので、

昨日は、辰の刻(午前八時頃)に供養を行い、

新作の「阿弥陀胸割」を稽古いたしました。

60年に一度のチャンスに「阿弥陀胸割」が公開できることは、

阿弥陀様のお導きでしょうか。

仏説阿弥陀経には、極楽浄土が如何なる物かが美しく描かれ、

その世界に生まれるよう祈念しなさいと説きます。

遍く世界を照すという阿弥陀如来の光を感じながら、

「阿弥陀胸割」を演ずることにいたしましょう。

公演に関する詳細が決まりましたらお知らせいたします。


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