goo blog サービス終了のお知らせ 

明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

トランプ旋風未だ衰えず

2016-10-20 16:00:28 | ニュース
個人的なスキャンダルでもう大統領にはなれないとマスコミに叩かれまくりのトランプだが、アメリカ在住のコラムニスト町田智浩さんのレポートを見る限り、一向に衰える気配が見えてこない。支持者のおばさん達の「ビッチビッチ」発言で、トランプはスキャンダルの影響を余り受けてないことが分かる。つまり「そのぐらい男だったら一つや二つはあるさ」的なノリである。アメリカ大統領になるには、聖人君子ではなく世界をねじ伏せるパワーが求められるということだろう。私も、今回のスキャンダルについては「トランプの弱点を探して、結局これくらいしか見つからなかった」という感じで受け取っている。

町田智浩さん曰く、五大湖周辺のラステッドベルトと呼ばれる工業地帯の荒れようは、強かったアメリカの落日の象徴であるらしい。その中心のオハイオでトランプ優勢と伝えられる今度の選挙戦では、クリントンの巻き返しがどうも効き目が薄いのである。アメリカ大統領になるにはオハイオで勝つことが絶対なのに、未だに票の行方がはっきりしない状況では、来月までにもう一度、メガトン級のスキャンダルが飛び出すかも知れない。

クリントンが圧倒的な差をつけられない理由は、彼女がアメリカ大衆の不平不満を代弁していないからである。テレビ討論会でもクリントンはいい人をアピールしているが、結局、軍産複合体の今までの戦争路線をそのまま継続するわけで、世界経済的には変わりばえしない政策である。アメリカの行きづまった現状を打開するには、トランプのように、暴言でもいいから劇的に変化を主張するほうが大衆には受け入れられる。それにクリントンは小さくて、大統領としてはいささか見栄えも良くないし歳を取りすぎている。おまけに体力的に今ひとつの感じだ。選挙に行くにしても行かないにしても、アメリカ人は決断するのに困っているだろう。

私はトランプが僅差で勝つような気がする。いやむしろ、勝ってもらいたい。そうでなければ、世界はまた10年ほど遅れることになるからだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿