明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

守りに入っているクリントン、クルーズ、ルビオ

2016-02-25 20:00:57 | ニュース
前回書いたトランプ氏の革新性は、サンダース氏でより顕著になってクリントン氏を追い詰めている。私は大統領選を考える上で、この「守る立場・変えようとする立場」の対立は重要だと思うようになった。日本では高市大臣の発言が余りニュースにならなかったが、自民党の選挙基盤は「富裕層」である事がはっきり表に出て来た画期的な事例になった。憲法違反である。しかし反対すべき野党も富裕層の一員であるために、単なる政争の扱いに成り下がった。我々貧困層の意見は政権交代で達成するのには余りに遠い所に政治は行ってしまったようだ。

アメリカはその点、何事も極端である。やる事に中途半端な自主規制が無い分、結果も激しく両極端に傾く。トランプ氏とサンダース氏の二人の争いになれば、破壊と革新の戦いになり盛り上がる白熱の論争が半年間全米を沸かせるだろう。アメリカはダイナミックである。まだまだ若い国家である。とことん理想に燃えて突き進む力がある。国の持つ活力というものは、そう簡単には得られない「遺伝子の力」かも知れない。自由を本当の意味で実現するというのは、ほぼ無制限と同義語である。数の力が最後は勝つ。そのためには一人一人が声を挙げる事である。日本人はこの声を挙げる事が「見っともない」とか「恥ずかしい」とかその他の種々の理由で自己規制してしまう。誰かが声を挙げるのを待っているのだ。卑怯である。

規律を守り他人の気持ちを考えて行動する人は、結局は他人の目から自分を防御している守りの人である。今年はその「守りに入っている人」が「破壊と革新の人」に取って代わられる変化の時代の入り口かも知れない。日本の変化はいつ来るのか、またアメリカの結果待ちなんだろうか。

私は、そろそろアメリカ離れをする時だと思うのだが。

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