こうも逆走事故が多発してると、きっと逆走防止のアイディアが各方面から出まくりだろうと思っていたら実は、あまりそういったものが報道されていないのです。どうなってるかというと、事故が起きると概ね世間は「逆走した本人が何故こんな無茶な逆走をしたのか?」という心理の解明に意識が集中して、逆走しないような仕組みを考えるという方向にはいかないのです。例えば運転者が高齢で認知症を発症していたんじゃないか?、とかですね。要するに、普通の健康な人は逆走したりしないが「どうみてもおかしな奴」がやったりするので怖い、という反応ですね。これじゃあいつまでたっても逆走はなくならない筈です。で、私が考える逆走防止の方法は
ナビに管理させる
です。今の時代、殆どの車にはナビが取り付けてあるので、車が逆走レーンに誤進入しそうになったら「ビーッビーッビーッ」とデカい音でブザーを鳴らすのです。勿論、強制的・物理的に車を止めると言った「人の運転に頼らない方法」も取れるとは思いますがそうなると逆に「追突」とか思わぬ事故が発生しかねないし、またナビのアプリと車の制動・運転装置との連携も大変なので、ここはひとまずアナログでビープ音を鳴らすことで「進入する前」に気が付くようにする、というのが手っ取り早く逆走を無くす方法じゃないかと思います。
まあ基本的に逆走は「一方通行」で発生するので、
a. 一方通行の道路には500mおきに「進行方向を矢印でペイント」する(夜間のことも考えて夜光る塗料がよい)
b. センターラインと車線区分線を異なる表示にする(センターラインを白の太線、車線区分線は細い白の破線、とか)
c. 一方通行の道路には逆方向の進入が出来ないように大きく白のペイントで「進行可能な方向」をはっきり表示する
d. 一方通行へ逆走方向に進入しそうな交差点では進入方向に車が向かわないように道をカーブさせ、無理やり転回しないと逆走出来ないよう「道路設計」に工夫する。
e. 一方通行の出口には進入しようとする車がはっきり目につくように、道路上に超馬鹿でかい看板を設置して「逆走!」と注意を促す。
とかを早急に工事すれば、一応は逆走は防げると思います。
根本的な解決は「自動運転の普及」だと思いますが、とりあえずナビに「道交法に準拠した走行」をドライバーに教える機能(=自動車教習所の教官みたいな)を追加して全車両に搭載を義務付けること。そして「道交法通りに運転したか」を常時モニターして点数を付け、常時ナビ画面に表示するように法改正するのです。で、持ち点100でスタートして減点していってドライバーの点数が所定の数値を下回ったら「免停」とするのです(違反内容で点数が異なるのは現行法と一緒。交差点一時停止違反などはマイナス0.1ぐらいかな、場所にもよりますね)。逆に「道交法を守った優良ドライバー」には得点が加算されていき、1年間の合計得点の高いほうから上位1割の人に「金・銀・銅」のランク付けを警察が行い、ランクに応じて「税金優遇」の特典を付ける、というのはどうでしょう。
人間ご褒美があれば、一生懸命頑張るものです。是非一考を。
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