明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフの愉しみ(18)そろそろ緊急事態解除しそうだから、ちょっと早いけどゴルフパートナーに行ってみた

2020-05-13 19:42:45 | スポーツ・ゴルフ
今使っているアイアンは、タイトリストMB714とAP1の2つである。エースはカーボンシャフトの軽量ぶっ飛び系AP1だが、MB714のPWに当たるロフト48度のものがAP1には無くて、私の持っているAW=ボーケイFグラインドCOLD FORGEDー52度と間が空いてしまう。そこで同じタイトリストのT300・48度を購入して使っていた。しかし考えてみればAWも軽い飛び系のカーボンにしないと重量差が大きすぎてスイングを壊しかねないと考えた。最初、お気に入りのボーケイを探したがシャフトの軽いカーボンが見つからず、結局有賀園の店員が勧めるクリーブランドの52度、バンス12をチョイスすることにした。こう書くと随分気前よく聞こえるが、実はヘッドに凹み傷があってゴルフパートナーで断られた917D2を、「あっさり買い取ってくれた」ので、感謝の気持ちも多少はあったというわけだ。金額は差し引きゼロの良い買い物である。

要するに、私のクラブ選びの基準は「打ってどうこう」いう実戦感覚で選ぶのではなく、ただもう「ロフトと重量」を合わせるだけの「知ったかぶり」レベルのアマチュアである。この前 YouTube で見つけた片山晋呉の新スイングの話をしたが、その「ユウチューバー横田真一」の動画でシャフト選びをやっているのがいくつかあって、とても面白く、じっくり見させてもらった。彼のシャフト選びはメーカーやスペックなどの情報には全く興味がなく、ただ1発打って見て「自分に合うかどうか」を瞬時に感じ取っていくやり方である。流石プロゴルファー、ウォーミングアップもしないで300ヤードを飛ばしていたが、それより何よりたった1発で「硬い」とか「ちょっと重い」とか、自分の得た感覚を的確にフィッターに伝えていたのは凄いと思った。我々アマチュアはどうしても当てようとして何発も打ってしまうのだが、これでは実は「身体がクラブに合わせて」しまうから逆に分からなくなってしまうらしい。むしろ1発で答えを出すのが、シャフト選びのコツだと「どこかで読んだ」気がする。まあどちらにしても、ちゃんと当たらなきゃフィッティングも何も無いけど・・・。

とにかくウッド系はシャフトが大事、というのは良〜く分かった。ではアイアンはというと、これが驚くなかれ一流プロが本気で選ぶと、スチールでも「色々種類があって」難しいらしい。横田真一は動画で何本も試していたが、結局は自分の使っているDGのX100が一番良いとなって、本人も安堵したという話。私もそれを見て、一度はしまいかけたMB714が惜しくなってきた。このMB714はボーケイがデザインした(と横田は言っていた)名器だから、折角所有しているのに使わない手はない。

そう思って飛び系アイアンのタイトリストAP1を見比べててみると、PWは43度位のロフトである。だから、MB714で言えば9番相当の飛距離が出る筈だと逆算できる。ところがガッツリ踏ん張って思いっきり振っても「100ヤードに届くかどうか」という飛距離で、私的には「マジ喜ばしく無い」結果なのだ。それに、新しく購入した48度と52度のウエッジも「全然飛ばない」から、どうしようかと思って悩んでいた。AP1の売りである飛距離性能なら、せめてPWで110ヤード以上、もしくは120ヤードぐらいは飛んでくれないと「やっぱAP1だよ、飛ぶね〜」と言えないではないか。

飛び系とマッスルでは、同じロフトで比較して「更に一番手」は飛ばないと意味ない(そこが飛び系の所以だから)。つまりAP1の7番がロフト29度だから、MB714であれば5.5番に相当するわけだ。私はMB714の5番で大体140ヤードだから、AP1の7番ならせめて145ヤード打って初めて「変えた意味」があると言える。140ヤードしか飛ばないのなら、MB714の5番で打っても大して変わらないのだ。それ以上の距離が残れば、ユーティリティかウッドでカバーすれば良いのである。横田真一の動画でも「飛び系の7番」で176ヤード飛んだのに、「マッスルの7番」では158ヤードと「20ヤードも差があった」。それでも7番で160ヤード近く飛ばしているのは凄いけど(あくまでラン込である)。

色々考えた挙げ句、しばらくの間MB714をウエッジ系中心の120ヤード以内に使うことにし、AP1は8番から上を使う「ハイブリッド」態勢で望むことに決定した。2つのセットの繋がりは、両方のセットを「8番の2本使い」とすることで解決することにした。マッスルのMB714の8番は110ヤード、飛び系AP1の8番は取り敢えず130ヤードの計算である。実際の飛距離の確認は、これからだ。

という事で、今日もまた双伸ゴルフセンターで打ちっぱなしの練習をこなした。緊急事態宣言下である。

さて徐にMB714の8番をクラブケースから抜き、いきなり全力で打つ。プロギアの「レッド アイズ ポケット」というヘッドスピードと飛距離を測れる小道具を使うと、HSは27m、BSは35mだった。まじ凹む。しばらく落ち込むが、まあそんなものだろうと諦めて、スイング作りに精を出すことにした。

1、ダウンスイングで必要な間
それはクラブを引き下ろすための沈み込みである。これを先に行ってからダウンスイングに入ること。先に沈み込みを行っているから、ダウンスイングでは左サイドは「伸び上がる方向に動く」のが正しい。つまり、今流行りの地面反力である。地面反力を使うというと何だか新しい動作のようだが、私はインパクトに向けて「打てる姿勢を取る」ために行う一連の作業だと解釈している。この時のボールと頭の位置及び、左腕と左サイドの開き具合が大事である。とにかく、このインパクトの形に持っていくためには、地面反力を使う事に「なってしまう」のだと考えているわけだ。

2、トップでの切り返しでは、タイミングとしてはもう一段階「左手を背中側に伸ばす」ことである。この時、クラブがちょっと寝るのが今風のスイングである。動きとしては一連のものだから細かく動作を区切って言うわけにはいかないが、理論としてはトップで作った上半身の緊張感を保ったまま、「じわーっ」とダウンスイングに入っていく、というのが私は向いている。クラブはトップからできるだけ身体から遠く、飛球線と反対方向に振り下ろす感覚だが、これは振り下ろす時に身体がボールの方向を向いてしまってクラブが急角度に落ち、結果としてダフるのを避けるためである。それにダウンスイングで右に振るというのは、インパクトに向けて「助走をしっかり取って加速する」ことだと発見した。

クラブを右に遠回りさせることで左脇に張りを持たせ、空間を作って「左手で引っ張る」事によって助走をつけ、「インパクトに勢いをつける」スイングである。これは練習で確認しつつ打っていって初めて身に付くことだが、左手で引っ張っている間ずっと右手を添えておくのではなく、最初寝ていたクラブを徐々に「起こすように」立てていき、インパクトでは「右掌が下を向く」ような動きになるのが正解であると思う。クラブは最初プレーンに沿ってバックスイングしてトップに向かうが、切り返しの時に身体の沈み込みとタイミングを合わせて右腕が背中側に引き絞られることで「クラブが少し寝る」動きが入る。これで、身体の沈み込みにより「クラブがプレーンから外れる」のを防ぐのだ。そこから左腕を思いっきり引っ張って、インパクトまで一気に振り下ろしていく。そこでPGAプロのスイングはどうなっているかと動画を見てみると、実はスイングが速すぎて全然分からなかった(なんのこっちゃ)。やっぱPGAプロのスイングは、スロー再生しないと意味ないね。

とにかく私が250発程打って覚えたことは、左腕を加速するためにはトップで思いっきり伸ばして遠くに置き、ダウンスイングは左肩から始動すると良いみたいだ。その時左腰の高さを右腰より上げないこと、と片山は注意していた。左手を後ろに伸ばす力と身体の沈み込む力が相反して、「強い腕の張り」が生まれると解釈したい。やってみたら思っていたのとは違って、余り「右に下ろす)ことを意識するとスイングが止まってしまう。振り出しだけ右に向かって力を出すのだが、ダウンスイングの途中まで(ハーフウェイダウンぐらい)は、むしろ「力を入れずゆっくり振って」タイミングを合わせるのがいいみたいだ。感覚としては、野球のアンダースローのピッチャーのフォームである。一番重要なのはインパクトで「ドーンと力を入れる事」である。それをキャッチャーの方向ではなく、真下にあるボールの方向に力を入れていくのであるから、当然身体はもっと「右上を向いて」スイングすることになるわけだ。

3、インパクトで左腰を開く
インパクトに力を加えるためには、左腕を引き上げて左腰をオープンにする必要がある。この時左肩も同時に回ってしまわないようにするのが難しい。つまり左腰と左サイドは捻転差が必要だ。これは胸と腕の回転を詰まらせず、邪魔しないで高速に動かすための姿勢づくりであるから、左のお尻を思いっきり引いて「上半身の前傾を保つ」のが正しい。この引きが甘いと上半身が起き上がるか右に傾いてしまい、素直にスイングが出来ないと思う。

一応ざっと練習経過を書いてきたが、一番難しいのは「トップの切り返しで一瞬待つ」タイミングの取り方である。これは右腕の麻痺が残っている私にとっては「上手く出来ない動作」になっている。今日は家に帰って「右腕を後ろに伸ばす練習」をしようと反省した。スイングはリハビリとの競争である。

以上で練習は終わり。それでMB714とAP1のハイブリッド・セットの件だが、結果は「それ程AP1は飛ばなかった」のである。計算では2番手は飛んでくれるはずなのだが、実際は10ヤードぐらいの差なので、これならMB714を使っても変わらないとなったのである。それに見栄えも良い(カッコつけ過ぎ)。そこでMB714の5番の上のクラブをどうしようかという問題が浮上してきた。

AP1の5番アイアンはロフト23度の中空で、バリバリ飛び系である。飛距離は思いっきり振って150〜160ぐらいなので、まあまあ順当といったところだ。MB714の5番が150ヤード飛ぶとしてだが、その上の「ユーティリティとのつなぎ」には距離的には丁度いい。それに右手の感覚も戻りつつあって、片山晋呉の「カウンター打法」を習得していけば、もっと飛距離は伸びるはずと思っている(どうかなぁ〜)。AP1・5番23度の上は、今はタイトリストVG3のユーティリティ4番21度を入れている。飛距離は170ヤードを予定しているが、アイアンより打ちやすいので気に入っている。ぶっ飛び系中空アイアンは割と弾道がユーティリティと似ているところがあるので、飛距離の間隔はマッチしているが、どっちの方が打ちやすいかと言うと、やはり長いアイアンは打球がバラつくので「精度が問題」で考えるとユーティリティを選びたい。なので、AP1の代わりにVG3・5番23度に目をつけてみた。これなら楽に160ヤード打てるし、手前のハザードを気にする度合いも減りそうだと感じる。いっちょ買ってみるか、という事で16号沿いのゴルフパートナーに行ってみた。

店は緊急事態宣言下なので、営業時間は短縮しているようだ。いつものようにしばらくブラブラと探してみたが、やはり本数があっても「狙ったクラブ」はおいそれと在庫してない。それで在庫検索しようと検索スクリーンの前に立ったが、「ちょっと待てよ」と、いつもの悪い癖が首をもたげてくる。アイアンをMB714=MODUS3の105ツアーで組んでいるのだから、現在使用中のドライバーTS1エアースピーダー268gから多少重くして、TS2TourADのVR6で314g辺りにすべきじゃないだろうか、と悩みだした(そんな風にあれこれ悩む前に、90切り達成が先だろう!と言われそう)。まあこれは「スコア無視・ギア完璧」というのが私の趣味なので、こればっかりは譲れないのだ。

結局は、マッスルバックと飛び系中空アイアンの「2セット」持つことになりそうである。幸い私は独り身で、これと言った趣味はゴルフと本とオーディオぐらいなものしか無い。今度の「全国民10万円無条件給付」が入ることを考えれば、ドライバーの一本や二本何するものぞ、である。よーし買っちゃうぞ!、ってな訳で、次回はドライバーの試打をすることになりそうである。果たして初めて経験するフィッティングの結果は如何に・・・。

とにかく10万円の申請用紙が来ないことには始まらない。柏市役所の皆さん、早く送ってね・・・!

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