神戸在住、恋するスタジオ・フォトグラファー、ときどきドキドキ、ホンニョホニョン日記!

元銀塩・スタジオ・フォトグラファーである吾輩が日々、感じ、考え、体験したことをのんびり書き連ねていく日記形式のブログ。

「フラニーとゾーイー」ではなく「フラニーとズーイ」だよん!

2014年03月13日 00時29分56秒 | 読書
サリンジャーの『フラニーとズーイ』を村上春樹氏が翻訳した。

村上春樹氏のファンである以前に
サリンジャーのグラス家サーガのファンとして、
これはあまりにも微妙な自体である。

サリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』は
最近、柴田元幸氏が翻訳した。
その翻訳作品はとても安心して読み終えることができたのだが、
この村上春樹氏の『フラニーとズーイ』に関しては、
実際問題、ハラハラしどうしである。

なぜなら、
村上氏には独特の世界観というか空気感というものがある。
柴田氏のように、小説も書くけれども、どちらかと言えば、
翻訳の方が多いというのではなく、
すでに村上氏は独特の村上ワールドがある。
だからこそ、
フラニーですら、無意識の内に知らぬ間、
いつの間にか、
サリンジャーのフラニーではなく、
村上春樹氏の作品に登場してくるキャラクターのようにイメージしてしまうのだ。

だからこそ、
村上ファンであり、サリンジャーのファンである人は
大いに注意すべきである。

10代の頃、読んだ時、
少し退屈だと思ったけれど、
齢50を過ぎて、これはとてもおもしろい小説だと再認識した。

読後の感想はまたいずれ!


♪'`,、('∀`) '`,、♫
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3月11日(火)のつぶやき | トップ | こんな時間に「いかなごのく... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事