神戸在住、恋するスタジオ・フォトグラファー、ときどきドキドキ、ホンニョホニョン日記!

元銀塩・スタジオ・フォトグラファーである吾輩が日々、感じ、考え、体験したことをのんびり書き連ねていく日記形式のブログ。

「東くんぺい」さんの「あかちゃん」というシルクスクリーン、念願の作品を・・・

2011年08月18日 23時53分58秒 | アート
ここ十年来、避暑をかねて山梨県は小淵沢を訪れる。本当の目的は森の中にある「東くんぺい童話館」。
東くんぺいさんの作品が展示され、創作現場を再現している部屋があったり、多作だったくんぺいさんの絵本や著作が大きなテーブルで読めたりする。
その洋館をメッカのように訪れ、しばらく落ち着く。
それが私の夏のスタイル。
その洋館の壁にいくつかの作品が展示されているのだが、いつも立ち止まる詩とイラスト画があった。
ファンの中では有名で人気のある、「あかちゃん」というタイトルのシルクスクリーンの作品。
イラストはとてもシンプルな園のかばんをたすき掛けした、無邪気な幼稚園の女の子の姿。
しかし、添えられている詩が素晴らしいのだ。

勝手に引用してよいのかどうかしらないけれど、ここに写す。

「あかちゃん」 作 東君平

あかちゃんが うまれました。
おかあさんは うれしくて わらいました。
あかちゃんの なまえが つきました。
おかあさんは うれしくて わらいました。
あかちゃんは はが はえました。
おかあさんは うれしくて わらいました。
あかちゃんは どんどん おおきくなりました。
おかあさんは うれしくて わらいました。
あかちゃんは あかちゃんだと 
おもっているうちに、
ようちえんに いくように なりました。
おかあさんは うれしくて なきました。


で、今回の新開地アートビレッジでも展示されていた。
10代のころから馴染んできたくんぺいさんとのお接点を考えると、この作品こそ私の原点である。
仕事柄、あかちゃんの撮影をすることが多いので、常日頃、この詩を思い出すようにしている。
で、私はこの作品を小淵沢の「くんぺい童話館」で、毎年、買うか買うまいか立ち止まって大いに悩んでいたのだが、今回の神戸の展示会も何かの縁と思い、この機に思い切って買うことにした。

七五三のシーズンにスタジオに飾ってみようと今から楽しみである。


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