神戸在住、恋するスタジオ・フォトグラファー、ときどきドキドキ、ホンニョホニョン日記!

元銀塩・スタジオ・フォトグラファーである吾輩が日々、感じ、考え、体験したことをのんびり書き連ねていく日記形式のブログ。

今日はヒマデ・マヒナスターズ

2008年04月27日 19時29分31秒 | Weblog
今日の撮影はお宮参りが三組だけ。ひまな一日だったけど、おかげで修整作業がはかどった。
昨日は大安で結婚式も多かった。帰りにカメラマンの猛くんと明くんと立ち飲みの「島津」へ行く。昨日は猛くんがお祝儀を貰ったので、ゴチになった。
こういう仕事をしていると昼食を取る時間が大幅にずれたり、なくなったりする。だから、少しのビールでお酒が回ってしまった。
で、少し二日酔いの前半だった。
修整をしながら、ふと脇に目をやると茶色の包み紙があるのに気づいた。先日、司会の女性の方の写真をバンバン撮ったお礼なのかどうか、彼女からのサプライズ・プレゼントだ。阪急デパートの包装紙を開けると、バーバリーのハンカチとハンドタオルがあった。
嬉かったね。たまにはこれもいいかなどと考えながら、今日はルンルンの一日であった。
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先日の弟のライブの模様

2008年04月24日 19時05分42秒 | Weblog
弟のユニット、ワン・ステップのブラザーズ&シスターズでのライブの模様が、ユー・チューブで公開されています。
http://jp.youtube.com/watch?v=oyxbRazirgk
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今日は雨です。

2008年04月24日 18時58分05秒 | Weblog
雨の日と木曜日はどうのこうの、という歌はなかったっけ。
カーペンターズの、雨の日と月曜日はいつも憂鬱だというわけではないが、今日の雨は少し憂鬱な雨だった。


昨日の反省を生かして今日は静かにもくもく仕上げ作業に没頭。

昼下がり、お焼増しの写真を引き取りにきたお嫁さんが嬉しそうに、私たちの写真を褒めてくれた。それをきっかけに元気復活。

今日、引き取りに来られたお嫁さんの組は、お焼増しの代金だけで30万円も支払ってくれた。考えれば高い写真代だ。

ありがたいかぎりである。上品なお客さんと接していると、こちらまで上品が移ってくる。私ももしかして上品な人種に仲間入りできそうだと錯覚しそうだ。


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今日の失敗

2008年04月23日 14時33分54秒 | Weblog
婚礼のスタジオ写真、お客さんのオーダーと違う種類のアルバム台紙に貼り込んで送ってしまい、クレーム!
ちょっとへこんでしまった。
クレーム自体はどうってことないのだが、この件に関して、後輩たちに任せっきりにしていたのが、災いした。
もちろん、責任は私にある。
台帳から写すとき、売上伝票を書くとき、写真を貼り込むとき、配送するとき、そのいくつかのゲートをスルーしてしまった。
ほんの少しの油断が命取りになってしまった。

私はここのスタジオのスタッフを信じてはいけない。
これは人間性を信じるとか疑うとかの意味ではなく、人間のする作業の質を問う立場での意味である。
もちろん、私は私自身も信じてはいけない。いい写真が撮影できる資質があるのは信じている。もちろん。はい。
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土曜日の夜は僕のごきげん

2008年04月21日 16時59分19秒 | Weblog
一昨日の土曜日は仏滅だったけど、結婚式とお宮参りの撮影があった。
そしてその晩、下の弟のライブが春日野道のバーであったので、行くことにした。
仕事を終えて、すぐ下の弟とまずは三宮の炉端焼き「さくら水産」で腹ごしらえと軽く飲んだ。今日は鯛や黒鯛の刺身がなかったので、がっかり。
そして早めに切り上げて、阪急三宮駅に行くと誘っていたTくんが偶然、電車にいたのだ。三人してバー「Brothers&Sisters」へ行く。
下の弟のバンド名は、「One Step」という。バンドといっても女性ボーカルと弟のギターの男女デュオだ。レパートリーはカーペンターズとかのポップス、かなり懐かしい70年代、80年代ポップスがメイン。
その日の午後は、NHKの神戸放送で収録があったらしい。当然、何組かの合同の企画だったらしいけど、運がよければ、来週、放送されるらしい。
そんなこんなで、ビールを飲みながら、ライブが進んでいくうちに、同じフォトグラファー仲間のMくんが奥さんと友人を連れてきてくれて、感動。
そして何よりも感動なのは、その店のマスターが、中学の同窓であったことと、ステージとステージの間にBGMで流れていたのがエルトン・ジョンだったこと。
弟には失礼だが、BGMで流れるエルトン・ジョンの「ブルー・アイ」に感激してしまった。どうしてこのタイミングで流れるのかな?って思ってしまった。
なぜなら、日本でさほど受けないエルトン・ジョンに、この二週間ほど、魅入られたかのごとく、職場でエルトン・ジョンばかり流してきたから。
ヤフーのオークションでも、毎日のごとくチェックし、懐かしいCDを時々、落札してる。婚礼の集合写真の撮影時にもエルトン・ジョンの「ソング・フォ・ガイ」を流しているくらいのエルトン病になってしまったのだ。
この熱病にいつ冷めるのかわからないが、弟のライブ会場であるバーのマスターが同窓生だったことと、エルトン・ジョンが流れたことに感動してしまった。
タイトルの「土曜の夜は僕のごきげん」ももちろん、エルトン・ジョンの曲です。
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今日はおじさんたちの集合写真を撮影

2008年04月18日 20時11分30秒 | Weblog
とある大きな会社の重役さんたちを筆頭に、関連企業の管理職の人たちの集合写真を撮影。
おじさんたちの撮影はあまり好きくない。
撮影のあとにポマードの臭いと華麗なる加齢臭が残るからだ。
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ネガ修整について ③

2008年04月18日 20時08分09秒 | Weblog
今日も朝からせっせとネガ修整の一日。大好きな曲を流しながら、コツコツと修整。修整をするときは背筋をピンと伸ばして、できるだけ肩の力を抜く。
できるだけ力を抜かないと、肩が凝る。呼吸には気をつけている。
意外と使うのは腹筋だったりする。
ネガの修正をする場合、鉛筆の芯を入れるのは一発勝負だ。
二度はない。ま、失敗すればもう一度、入れればいいのだが、オリジナルのネガ自体の美しさを損なうのだ。
ネガ修整にに必要な部位を鉛筆の芯を入れる。もちろん、いろんな形をしている。2,3本の髪の毛の場合もあるし、にきび、小さなけがのあと、ライティングの影、化粧ムラ、皺、それらを修整するとき、すべて一発勝負である。
だから修整は書道に似ている。一度、書き始めて止めることはできない。
次に修整部位が細かったり、ピンポイントだったら作業は早いけど、面の場合、時間と労力がかかることとなる。
デジタルと違って、鉛筆修整の利点は、面を立体的に補整できる点である。修整をする面が曲面であったりすると、淵から中心部、またはその逆に向かって徐々に濃度や強さを変えて修整しないと立体感が損なわれてしまう。
デジタルは平面の修正はワンタッチに近いが、人間の顔の曲面を修整しようとすると、時にその立体感を損ない、曲面の中に平面があるというような違和感のあるアンドロイドのような顔になってしまう。もちろん、デジタルの筆の太さを色々取り替えたり、色や色の濃度を変えたりしていけば可能なのであろうが、その労力と時間を考えると鉛筆の方が楽なのだ。鉛筆の持ち方や角度、力の入れ方、そのほか鉛筆さばきで自由自在に修整できるのである。これをデジタルでするとなると、かなり面倒くさいことになる。たとえば美容の広告、時に雑誌の表紙のモデルの顔でも一面的に処理しただけの違和感を覚える写真が流布しているが、またそれが基準になったりするから不思議なものである。
フォトショップには、修整ブラシなどの簡単に修整できるツールがあるが、明らかにそれで処理したんだなとわかるモデルの顔が巷に氾濫しているのである。
若い女性なら、そんな顔に憬れることであろうが、それらの顔はありえない、バーチャルな顔なのである。
ではネガの鉛筆修正はバーチャルではないのかと言われれば、もちろんバーチャルである。そのボーダーは自然であるかどうかだ。
昔、若い女性アシスタントに言われたことがある。
「修整って嘘じゃないですか?」と彼女。
「じゃ、世界中の女性が化粧をするのは、嘘じゃないのかい?写真の修整が嘘だというのなら、すべての女性から化粧を奪い、化粧メーカーを撲滅しないとだめだよ。」と私。
すると彼女、
「そんなことをしたら、暴動がおきます。」
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ネガ修整について ②

2008年04月17日 20時09分30秒 | Weblog
私が普段、使っているのは製図用の3mmのシャープペンシルだ。メインに使う芯の濃いさは大体、二種類。Bと2Bである。
以前はHなど硬い芯も必要に応じて使っていたが、フォトビックスという機械でテレビに投影できるようになったので、以前より、精妙なチェックをしながら修整ができるようになった。そのシステムに慣れると単純にBの鉛筆だけでも塗り分けられるようになったのだ。
ネガを修整する場合、鉛筆でする場合と液体で修整する場合がある。後者は筆で補色となる染料を塗って、白く飛ばすのだ。
たとえば、黒いところを薄めたいのなら、ネガで白くなった部位を単純に黒い鉛筆で塗布していけばいいのだが、にきびなどの赤い斑点はなかなか、思うように鉛筆で消えない。だから、補色となる染料を塗布すれば、簡単に白くなるはずなのだが、現実はそう簡単にはいかない。赤といっても黒がまざった赤もあれば、ピンクに近い赤もある。アトピーの人の肌はマゼンタがかかっているし、そばかすやひげのあとなど、人間の顔もひとつのグランドであり、色も多種多様である。
染料修整の一番の難点は、補色を間違えると、色の残滓のように変な色がプリントに出てしまい、二次災害のようにプリントがだいなしになることである。
だから、私は鉛筆しか使わない。
ただし、お宮参りの赤ちゃんの顔のアップを撮影して、赤く腫れている部位が大きい場合は、あっさりとデジタル修整に回すようにしている。
(回すといっても私がするのだが)
この場合もある程度、ネガに鉛筆修整を施してからスキャンする場合と、そのままスルーしてスキャンデータをとる場合がある。
そのボーダーは個々の内容によって判断している。
デジタルでもネガでも、修整の極意は、修整したことを感じさせないことだと思う。
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ネガ修整について ①

2008年04月15日 13時09分50秒 | Weblog
デジタル全盛時代のこのご時世に、未だにネガで撮影ですか?と言われることもあれば、たまにお客さんから、「そちらはネガですか?では撮影の方、よろしくお願いします!」とも言われる。
私たちはスタジオの撮影に関してはネガで撮影している。それもブローニーサイズの6×7、6×9、そして大判になるが、4×5。
最初の二つのサイズはセンチであるが、4×5はインチである。
ネガはネガティブの略であるが、反転されている画像である。白黒写真なら黒白反転になるのだが、カラーの場合は補色の色が反転されて写されている。ただしフィルムのベース面の色がオレンジっぽいので、その色の影響は大きい。
ネガ修整の基本は、ネガに写りこんだ不純物や顔の不要な陰、皺などを消すことである。
わかりやすく白黒写真をとりあげてみよう。
普通に人物の証明写真を撮影したとする。普通に白い部分はネガでは暗くというか黒くなる。反対に顔に、パサついた髪の毛、にきび、しわなどが写りこんだとしよう。すると真っ黒けのものはネガでは真っ白けになり、濃い赤色などの深いトーンの色は、ネガではソフトなグレーや白になる。
そのネガで白くなるところに鉛筆の芯を入れていくのである。髪の毛などの真っ黒けのものはネガでは真っ白けになる。髪の毛一本を鉛筆で修整するのはかなり難しい。鉛筆の芯がすべって入らないし、芯がのらないのだ。しかし、にきびややわらかい陰影などは、意外と簡単に鉛筆の芯が入る。
しかし、大判の4×5版のフィルムに写りこんだお嫁さんの顔を修整するといっても、ネガの上ではたった2㎝四方の世界だ。
その中に鉛筆の芯をいれるとなると、針ほどに削り込まないといけない。力の入れ加減を間違えるとすぐにポキッと折れてしまう。
とにかくネガで白くなった部分に周りのトーンに合わせて鉛筆を塗布していくのだが、耳をすませているとシャシャシャ、とわずかながら音が聞こえてくる。
ま、私は比較的、大きな手をしている、力を抜くだけ抜いていくという作業で、長時間、作業を続けていくと、当然、肩が凝る。
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ブライダル司会者の方にアシを頼んだら、

2008年04月14日 01時21分54秒 | Weblog
日曜日だけど、仏滅だったので、暇な一日だと思ったら、アナウンサーの女性の方がひょっこりスタジオを訪ねてきた。
彼女と世間話をしていると、撮影依頼のご家族連れがアポなしで割り込んで来た。
撮影内容はお宮参り。
そこで、いきなりではあるが、彼女にアシスタントをお願いした。
すると驚くほどの動きを見せてくれたのである。
赤ちゃんの扱い、お客の笑顔の誘導、鈴などの小道具の利用、立ち居地の確保、そのどれもがアドリブとは思えないほどの身のこなし方であった。
さすがブライダルの司会者。特に素人のお客さんのいじり方は巧みだ。
お宮参りとなると、三世代に渡っての群像を撮影しなければならないので、どの世代にもよく伝わる込る誘導をしなければ、いい写真は撮れない。
そういう意味では彼女の仕事振りはとても参考になったのだ。
アルバイト料の換わりに、宣材用のピンナップをたくさん撮らされたのは言うまでもない。トホホである。
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ネガ修整の一日

2008年04月11日 02時31分42秒 | Weblog
今日は朝から一日中、ネガ修正の一日だった。私の修整法は、昔のようにニスを塗って、長く尖がらせた鉛筆の芯を入れていくという基本的、伝統的な方法ではなく、フォトビックスという、ネガをテレビに映し出す画像変換機械を使って、修整している。修整は3mmのシャープペンシル、芯の硬さはH、B、F、などを使用。
昔の技師の方のように電燈で透かしたネガを、大きなルーペを通して見て、修整の鉛筆を直接、ネガに施すのではなく、私の場合、目はテレビ画面を見て、手はフォトビックスなる機械にセットされているネガをせっせと修整している。写真館の伝統からすれば、邪道と言われかねないが、私は今さらにこの方法でしか修整できない。
明日からネガ修整について、書き込んで見よう。
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君が代

2008年04月09日 23時47分49秒 | Weblog
今日は午前中は小学校、午後は中学校の入学式の撮影。
卒業式と入学式に私は大きな声で君が代を歌うようにしている。
学校によって、大きな声で歌うところとちいさな声で私の声だけが浮いている場合がある。
今日、撮影した中学校は在校生が大きな声で君が代を歌っていたので、私の声はまったく埋没してしまった。
普通の人なら、学校を卒業すると同時に君が代を歌う機会はないことだろう。
君が代に関して政治的な判断はいろいろあるだろうが、国家斉唱の機会は社会に出てからも、もっとあってもいいと思う。
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クレームが来たあ!

2008年04月08日 20時58分11秒 | Weblog
久しぶりにクレームが来た。スタジオでお宮参りの撮影を1カットだけ撮影したお客様から、「全員の表情が悪いと思うので、ほかのネガも見せてください!」と来た。
この私の撮影にケチをつけるとは、なかなかではないか。
ひとつの作品というか商品というか、1カットの写真を撮るために5回以上はシャッターを押す。大人の撮影であれば、1カットに2,3回もシュートすれば、大体はOKだけど、赤ちゃんの撮影となると、そうは簡単にいかない。
今回のクレームは大人の表情がイマイチということだが、私は赤ちゃんの表情を重視するので、大人の顔は二の次になることも多々ある。
しかし、たまには赤ちゃんの顔よりも自分の顔を優先する祖母やママさんもいる。
人間の撮影で一番、難しいのは赤ちゃんの写真だ。こちらの言葉はわからないかもしれないけど、気配は敏感に感じ取ってる。スタッフやお客も含め、まわりの人たちの気配がベターなら、撮影も快適に進む。
しかし、たった一人、神経質な祖父母がいるだけで、撮影が没になることもあるのだ。没といっても、それなりのクオリティをキープしているから、没にはならないけども、私の中では失敗作。
今回のクレームの件で、ほかのネガをスタッフと見たのだが、やはり私が選んだショットは完璧のチョイスだ。ほかのショットを見て、今日のクレーマーがどういうレスポンスを寄せるのか、大いに楽しみである。
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入学式シーズン到来!

2008年04月07日 20時02分58秒 | Weblog
今日から、4月度が、否、新年度が動き出した。
卒業式の寂しさを癒すように桜が満開になる。そして進入学の季節。
桜が咲くのはほんの数日。別れと出会いのこの春に相応しい花である。

写真撮影を生業にしている人たちはやれ新入学の撮影だ、入社式だと一番忙しい時期の到来である。また出入り業者の人事異動もあるので、四月という季節は落ち着かない、あまり好きでない季節だ。

当スタジオはラボ(現像所)関係の業者が四件、出入りしている。各会社の得意分野に応じて発注しているのだが、ラボという業界も年々、厳しいリストラを敢行している会社が多く、今日もルートの変更に伴う新しい集配スタッフの紹介があった。年々、担当エリアが広くなっていく彼らの表情を見ていると、このままではラボだけではなく、写真館の未来もないではないか!という悲壮感に包まれてしまう。
どうしてこんなことになったのか?
原因はなんといってもデジタルの進化でしょう。
デジタルカメラで撮影し、画像データをオンラインで現像所へ送り、プリントを宅配会社が配達するという世界が構築されつつある。
人間がどんどん要らなくなるのだ。
私がこの世界に入った20年前では考えられなかった現実だ。機会やテクノロジーが進歩することで、人間が楽になる、豊かになるだけならいいのだが、現実は私のような中途半端な人間がますます排除される冷たい世界の到来のような不気味さを覚える。
テクノロジーとヒューマンタッチの調和、写真という世界もまるで手塚治虫の「鉄腕アトム」のテーマのような問題を孕んでいるのだ。

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大笑いしたいときに笑えない辛さ

2008年04月06日 23時36分48秒 | Weblog
今日も婚礼の撮影が続く。ある新郎さんはハゲであった。その髪型が中途半端だったので、おかしくて仕方がなかった。
前から見るとバーコード、後ろから見ると鳥の巣のよう。
新郎さんの前髪がバラバラなので、直そうと思った瞬間にツボにはまってしまった。それからが大変である。笑いを堪えることができなくなったのだ。
仕方ないから写真室の前にあるロビーで声を出さず、大笑いをしていた。
私の様子を見て不審に思った上司の様子がまたおかしくなり、撮影に戻るのに時間がかかってしまった。
そういえば、昔、集合写真を撮ろうとして、座らせた瞬間に「ブー」とおならをした新郎さんがいた。そのときも大変であった。
その後ろに立つ親族の伯父さんが「緊張してたんだねえ」との一言が決定的だった。
笑えないときに笑いを堪える苦しさは、まるで拷問です。
などと考え、
アイム・ソーリーな一日でした。
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