ワニなつノート

石原知事「津波は天罰、我欲を洗い落とす必要」

石原知事「津波は天罰、我欲を洗い落とす必要」

 東京都の石原慎太郎知事(78)は14日、東日本巨大地震に関連し、「津波をうまく利用して『我欲』を洗い落とす必要がある」
「これはやっぱり天罰」などと述べた。


石原知事は同日午後、都内で「震災に対する日本国民の対応をどう見るか」と報道陣に問われ、「スーパーになだれ込んで強奪するとかそういうバカな現象は、日本人に限って起こらない」などとした。さらに親が亡くなったことを長年隠し年金を不正受給していた高齢者所在不明問題に言及し、「日本人のアイデンティティーは我欲になった。政治もポピュリズムでやっている。津波をうまく利用してだね、我欲を1回洗い落とす必要があるね。積年たまった日本人の心のアカをね。これはやっぱり天罰だと思う」と語り、「被災者の方々はかわいそうですよ」と続けた。

 その後の記者会見で「『天罰』は不謹慎では」と質問が相次いだが、石原知事は「被災した方には非常に耳障りな言葉に聞こえるかもしれませんが、と言葉を添えている」とした。

(2011年3月15日06時18分 読売新聞)

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今までも、この人の言葉は、聞くに堪えないものばかりでしたが、この地震と津波と原発事故の後に、この発言で、またこの人が知事になるのは耐えがたい思いがします。

ところが東国原さんも松沢さんも、都知事選不出馬のようです。
そうなると、なおさら、この人がまた選挙に勝つのでしょうか…。

何万人の人が亡くなり、行方不明になり、原発の事故で逃げられない福祉施設や病院の人が被爆している、いまこのとき、「天罰」という人間を、日本の首都の知事に選ぶ、ということがないことを心から願います。

いまこのとき、とは、以下のニュースと同じとき、です。(yo)



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不明者名簿を見つめる人々 壊滅状態となった岩手・陸前高田市

(産経新聞 3月15日(火)9時59分配信)


 東日本大震災で死者・行方不明者が5千人を超える中、被災地では難を逃れた人々が災害対策本部や避難所を回り、父母やわが子らを探すため膨大な名簿に目をこらす姿が絶えない。

 8千世帯のうち5千世帯が被災した岩手県陸前高田市。廃虚となった市街地を見下ろす高台の市給食センターに設けられた災害対策本部の玄関に、安否不明者の手書きの名簿がびっしりと張られていた。A4用紙100枚ほどに約1400人分。

 市内の高校2年、松野美樹さん(17)は呉服店に勤める父、信一さん(54)を探していた。中心部の店で勤務中、大津波が来た。女性従業員を先に避難させ、最後に逃げた後、「誰か戻ってきて」という声に飛び出して行った2人のうちの1人だったという。

 美樹さんは叔母の千葉美津子さん(47)と2人で8カ所の避難所を回り、避難所にいる生存者名簿で父の名を探した。どうしても見つからず、災害対策本部を訪れ不明者名簿に名前を書いた。千葉さんは「すごい数の名簿をずっと見ていると、次第にだれの名前を見ているのか分からなくなる」とため息をついた。美樹さんは「早く見つかってほしい」と話した。

 元会社員の臼井敬市さん(77)は娘婿の建設会社員、求さん(42)と孫の高校2年、優君(17)を探すため、15キロ離れた半島部の自宅から自転車で4時間かけて来た。名簿を食い入るように見つめ、市職員に「孫は水泳部で泳いでいたところだった。水泳部の子供が2人助かっているそうですが」と尋ねた。職員からヘリで救助されたのは女子生徒だったことを知らされ、肩を落とした。

 名簿のところどころに「○」や「×」と赤く印がつけられていた。生存が判明した被災者は○印で、1400人の名前のうち150人ほど。「みんな無事でした」「生存、消防団で活動中」などと書き添えられていた。×の印は16ほど記入されていた。

 「男 ドコモ携帯、阪神タイガースのストラップ」

 「女 写真ロケット、革ブーツ」

 別の死亡確認者の名簿には、身元が分からずに手がかりだけが書かれた遺体も多い。

 同級生らを捜しに来た高校3年、立花綱紀君(18)は「『助かった』とか『厳しい』とかいろいろな噂があり、どれを信じていいか分からない。とにかく無事でいてほしい」と話した。


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家族や友人捜し被災地に「せめて遺体だけでも」 

(産経新聞 2011/03/13 )

 津波で家屋が押し流され、がれきの大海原となった岩手県陸前高田市。見つかった遺体の場所を示すための黄色の旗があちこちではためく。住民たちは13日、連絡の取れない家族や友人の姿を求め、重い足取りで次々と被災地へと入った。

「これじゃ逃げられない」。同居していた両親の行方が分からないという保育士の女性(50)。自宅があった場所を見て泣き崩れた。跡形のない自宅を前に「親は体も弱いし、無事ではないと思う」と話した。

 友人夫婦を捜している男性(88)は「生存の見込みはほとんどないけど、せめて遺体ぐらい見つけてやろうと思って来た。でも、手のつけようがない」。ぼうぜんと座り込んでいた。


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 東京都の石原慎太郎知事(78)は14日、東日本巨大地震に関連し、「津波をうまく利用して『我欲』を洗い落とす必要がある」
「これはやっぱり天罰」などと述べた。
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