ワニなつノート

定員内不合格の屁理屈(その4)

《千葉県立F高校(定時制)》Ⅰ

H君は、一般入試と二次募集でA高校(全日制)を定員内不合格にされた後、定時制高校の追加募集を受検。定員が72人空いているなかで、一人だけ「定員内不合格」とされた。

           □

 

【Q】定員内不合格の理由を説明してください。

 

【教頭】判定会議で総合的に判断をさせていただいた。十分に慎重に審議をさせていただいて総合的に本校で責任を持って見させていただくのはなかなか厳しいという判断をさせていただいた。

 

【校長】

補足。中学校の調査書、作文、面接、自己申告書。これらを資料として総合的な判定を判断をさせていただいたというところでございます。説明は以上となります。

 

【教頭】 作文におきまして、介助者の中学の先生を介して代筆検査といたしましたけれど、中身については書くことがなかなかできないということで、具体的にどの場所に本人が書いているのか、そこら辺のところが明確でないと。我々が懸念したのはご本人と我々がどのような形で意思の確認をしていったらいいんだろうか。なかなか意志の疎通を図ることが大変難しいというところが大きく。

 

【Q】「意思の疎通を測るのが難しい」ことが理由?

 

【校長】 そういうことじゃないです。それは確かに 判定会議で職員の方から意見は出ましたけれど、私の方からそれは判定材料ではないと申し上げます。要するに今4つの資料をもとに、本校の学力に足るかというところを判断させていただいたということ。

 

【Q】「本校の学力に足るか?」 Hがそれに足りないということですね。

 

【校長】今回の試験では残念ながら 及びませんでした。

 

【Q】  「授業についていけない」というそういう見方なんですか?

 

【校長】はい。

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