ワニなつノート

定員内不合格の屁理屈(その5)

【Q】障害のある人が不合格とされてしまうケースが存在していることについて。

【永岡文部科学大臣】

「文科省としては、仮に障害のみを理由として入学を認めなかったということがあった場合には、これはあってはならないと考えている」と明言し、「定員内不合格」を出す場合には説明が求められる」

            ◆

 

《千葉県立F高校(定時制)》Ⅱ

 

【Q】 「知的な能力」が足りないから落としたということだと、「知的障害」によって落とされたという差別ですよね」

【校長】 うちの今の定時制の4年生に知的障害の生徒がおります。ですから、そこを判断材料にしておりません。・・・障害を持つということのみで判断するわけではございません。あくまでも先ほど申し上げた「4つの資料をもとに、本校の定時制の教育を受けることが可能なのかどうか? そこを総合的に判断させていただきました。

 

※(この高校には、ダウン症の生徒が在籍している。そのSさんも3度定員内不合格にされた後、この高校に入学した。校長が言いたいのは、「ダウン症」の生徒が在籍しているから、「障害」を理由にしていない。同じ「ダウン症」でも、「学力が違う」と言いたいらしい。)

 

【Q】 インクルーシブ について伺います。「彼らは学力を持っている」と先ほどおっしゃいました。

つまり「インクルーシブの中には知的障害者は含まれない」というご理解ということですか?

【校長】いいえ、違います。うちの、うちの学校の授業についていけるところの・・・。

あくまでも インクルーシブ っていうのは 認識しております。いろんな生徒たちを受容しているのも事実でございます。ただ彼らの共通点は本校の学力に足る基準を持っているということです。・・・私も彼の人生を変えてしまうかもしれない、そういう畏れを持ちながら判断させていたしました。「どうしたらいいんですか」っていうことで、 アドバイス 的に申し上げるならば 「学力をつけていただいてもう一回チャレンジしていただけるとありがたい」

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