ワニなつノート

Halの冒険 (28)


Halの冒険 (28)

≪私≫ (09年2月15日)

なぁんだ、やっぱり、おれが言えることくらいは、
だいたい了解済みって感じだね(ρ_-)

そうだよな~。
Halの母を、もう11年もやってるんだし、
Halが学校行かなくなって3年~~~。
3年も過ぎると、学校行っても行かなくても
子どもは子どもって思うもんな~。

面倒なのは、子どもじゃなくて、
学校や周りの大人なんだよな(×_×)

それと『試されてる』ってことについてだけど…。
この3年間、Halの不登校にどれだけ
エネルギーを費やしたかを考えれば、それはすべて
「母が兄貴のために」費やした時間だもんな(ρ_-)

山奥から都会まで講演会に行ったり、
親の集まりをやったり、キャンプに行ったり、
また、普通のママ友より、
同じ不登校の子のママ友仲間というのは、
我が子のためというより
親自身が安心して救われるようなところがあって、
それが自分の生活に欠かせない趣味みたいになったりするよね。
それは親自身が、自分の人生で手に入れる
『安心できる人との出会い、信頼できる人との出会い』
でもあるんだけど。

そうしたものも、maoの目から見れば、
すべて「兄貴が母に大事にされてる証」みたいに
感じられるところがあるのかもね。

『兄貴が学校に行かないこと』
それは、ちゃんと受け止められている実感が兄貴にも母にもあって…。
だけど、毎日、学校に行ってるのは当たり前のことだから、
それを毎日ちゃんと評価して受けとめてる親なんていやしないよな。

まして、それを誉めたら、
行かないHalを責めることになるし…とか。

そんななかで、Halが学校に復活して、
また家に戻ったりするなかで、
maoも感じることっていっぱいあったと思うんだ(^o^)v

こう書いてきて、ふと思うのは、
maoはずっと学校大好きで、今も大好きだけど休んでるとしたら、
Halのように馴染めないものを感じてるのではなくて、
『学校に行くこと』も『学校に行かないこと』も同じくらい、
子どもはがんばってるんだって、
ちゃんと受けとめてほしいってことだったりするのかもね(>_<)

で、『試されてる』って言葉だけど。
お前が親として、そう感じるのはよく分かるんだ。
Halもmaoも同じだよって、
その親の自覚として『試されてる』って思うのは分かるんだ。

だけど、大事なことは、maoは、決して親を試したりはしてないって
ことも忘れちゃいけないんだよな。

『試し行動』といわれる子どもの行動は、
『試す』というより
『もっと切実な生の根底にかかわる欲求の表れ』なんだって。
(」°口°)」

芹沢さんの言葉だけど、大事なことだと思うよ。

前に児童相談所にいたころ、
親と離れて半年以上保護されてた5歳の女の子が、
体中じんましんが出て、薬も効かなくて…。

結局、『お母さんの肌のぬくもり』が足りなかったからみたいで、
児相のドクターにそう説明された保育士さんたちは、
それまで以上にずっとやさしくなって女の子を抱っこしたり、
手をつないだりいっぱいするようになって…、
俺もそのときは他の子よりいっぱい抱っこして遊んだな~。

そんなとってつけたような『ぬくもり』でも、
彼女のじんましんはみるみる良くなっていった(>_<)

さっきの芹沢さんの言葉を読んだとき、
すぐにその女の子の顔が浮かんだ。

こっちは自分が『試されてる』と思うけど、
子どもは試してる余裕なんかなくて、
いつもいっぱいいっぱいなんだよな(〃▽〃)
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