「なぜと問う」大人と「問いをもたない」子どもたち③
校長や教育委員会の「差別的言動」は、スティグマとして子どもを傷つけている。
パブリックスティグマという。
その大人たちのスティグマに取り囲まれて、救いもなく希望も見えなくなるとき、「私は社会的に恥ずべき存在だ」という自分を責めてしまう。それを「セルフスティグマ」という。
「空いている席」に、自分一人だけ、拒絶されて、平気でいられる人間はいない。
まして、たくさんの席に座っているのは、昨日まで同じ教室で席を並べていた仲間であれば、なおさら。
「私には高校生になる資格がない、恥ずべき存在だ」と間違えないように、私たちはここにいる。
「そもそも高校生なりたいという夢は、私の手の届くものではなかったのだと、子どもたちが間違わないように。
この状況でもなお、私たちが、子どもに、「あなたは一つも間違ってはいない。あなたはまっとうに生きている。恥ずべきことは一つもないと」と、信じてもらえる、「世界」を作る。
ただ、15歳の子どもに一人残らず、「教育を受ける権利」を保障すること。
99%の仲間と共に学べる、「0点でも学べる合理的配慮の実現を求める」
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