ワニなつノート

Niiといっしょ(004・その4)



☆ 
「きょう、みくちゃん、げんきなかったね」
幼稚園の帰りに、ニィに聞いてみた。

「うん」

「風邪、ひいてたのかな?」

「はなみず、でてたよ。むりしてこなくてもいいのにねー」

「そうだね、朝は元気だったのかもね」

「うん。でも、はなみず、でてたよー」


「ニィも幼稚園でわからんちん、言ってくればいいんだよ。
カズくんみたいに」

「うん、そっかー」

そう言いながら、ちょっと考えてから答えた。

「でも、ニィちゃんはいい子だからねっていわれちゃうもん…」

「そんなの知らないよー。ベロベロバーって言っちゃえばいいんだよ」

私が、ふざけてそう言うと、ニィは笑いながら言った。

「へへー、せんせい、びっくりするかなー」

☆ 
ニィが1歳のころ、近くの公園で友だち?になってから、
ときどき家に遊びにくる中学生の女の子たちがいる。

幼稚園の近くの中学校を通りかかったとき、ニィが言った。

「ヒロとケイ、いるかなぁー」

「そうだね。勉強してるね」

ニィも大きくなったら、この中学にくることは前に話してあった。
ニィが、ふとまじめな顔になって聞いた。

「ニィ、0てんとったらどうしよう」

「へっ…、いいんだよ。0点取ったって。そんなのは…」

考える間もなく、私はまじめに答えた。

「えーーーーー」

「おとうさん、いっぱい0点とったよ」

「ふーん」

【10月31日】 お芋ほりの日。

幼稚園についてから、「やっぱりいかないー」という。
結局、かみさんも一緒にバスに乗って行ってきた。

11月☆

今日、お散歩のとき、
「ちゃんとはじっこ歩かないと、遠足(動物園)に連れていかないよ」
と先生が注意したら、ニィは先生のところにきて聞いたそうだ。
「ニィはどうぶつえん、いける?」
先生は、「気にしているかもしれません」と話してくれた。

そのことを、ニィに聞いてみた。

「…しろいせんがあるでしょ。
そのせんから、ちょっとでもでると、おこられるんだよ」

散歩のときの様子を説明しながら、ニィがつぶやく。

「せんせい、うるさいんだよー」


≪順番的には、この話の次が(その1)の話になります。≫
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