今から3年前。
マリナーズには、おてんば娘が2人いた。
現中学3年世代が華やかに見えたのは他でもない。
この2人のお陰だった。
この日、2人はユニフォーム姿でグラウンドに顔を出してくれた。
今日は夏季県大会の初日。
最後の大会を終え、その足でここへ立ち寄ってくれた。
中学校に入り、この2人としっかりと面と向かったことはない。
グラブと水筒を手に持ってベンチに入ってきた2人。
小学校時代の面影を残し、少しだけ大人の雰囲気があった。
しかし、喋ってみるとあのときのまま。
おてんば娘な2人のままだった。

当時、練習中の傍らで歩夢を掴まえて可愛がってくれていた。
当時、ノックになると、守備位置で座り込んで絵を書いていた。
同学年にいた6人の野郎どもと一緒に、このおてんば娘達の成長を見てきたのも私。
記憶を語り出せば限りがない。
グラウンドに来てくれた2人は、後輩の練習に付き合ってくれた。
おてんば娘達は、小さな子達に気遣いができるいいお姉さんになっていた。
お姉さん達に接してもらった小さな子達が笑顔になっているのが見て分かった。
ベンチに戻ってきた時、私は2人に訊ねてみた。
すると、2人からはこう返ってきた。
ー高校でもソフトボールを続けるー
そう答えた2人の瞳は、小さな頃から知るおてんば娘達そのままだった。
おわり
マリナーズには、おてんば娘が2人いた。
現中学3年世代が華やかに見えたのは他でもない。
この2人のお陰だった。
この日、2人はユニフォーム姿でグラウンドに顔を出してくれた。
今日は夏季県大会の初日。
最後の大会を終え、その足でここへ立ち寄ってくれた。
中学校に入り、この2人としっかりと面と向かったことはない。
グラブと水筒を手に持ってベンチに入ってきた2人。
小学校時代の面影を残し、少しだけ大人の雰囲気があった。
しかし、喋ってみるとあのときのまま。
おてんば娘な2人のままだった。

当時、練習中の傍らで歩夢を掴まえて可愛がってくれていた。
当時、ノックになると、守備位置で座り込んで絵を書いていた。
同学年にいた6人の野郎どもと一緒に、このおてんば娘達の成長を見てきたのも私。
記憶を語り出せば限りがない。
グラウンドに来てくれた2人は、後輩の練習に付き合ってくれた。
おてんば娘達は、小さな子達に気遣いができるいいお姉さんになっていた。
お姉さん達に接してもらった小さな子達が笑顔になっているのが見て分かった。
ベンチに戻ってきた時、私は2人に訊ねてみた。
すると、2人からはこう返ってきた。
ー高校でもソフトボールを続けるー
そう答えた2人の瞳は、小さな頃から知るおてんば娘達そのままだった。
おわり