若勝の食卓 とびとびThailand&釣果記録

「勝」の釣果と、「若」が大好きなThailand、そして二人の食卓をとびとびですが、記していこうと思います

お新香、ないの・・・?

2008年02月03日 | Thailand
今日は諸般の事情により、雪の中外出。億劫になってしまい、夕飯は蒲田のタイ料理レストラン「トムヤムクン」へ行った。
お店の奥さんと和やかに話しながら、美味しいタイ料理を楽しんでいたら少し酔っている二人組みが騒がしく店内に入ってきた。スナックのママさん風の女性と、北島三郎ちっくなコーディネイトで決めたおじさん。床につきそうなくらい長い黒皮のコートとポマードでがっちり固めた髪形に目を奪われる。

広い店内、いくらでもテーブルはあるのになぜか自分たちの真後ろに座ったお二人。他にお客さんもいないので、嫌でも会話がダイレクトに聞こえてくる。なんでも、最近タイに行ったとかで、連れの女性にタイ料理を食べさせたくて飛び込んできたらしい。世界遺産に行って象に乗ったとか、トイレで紙代をとられたとか、旅の思い出を延々と大声で話している。

以下、おじさんの特筆すべき会話を抜き出そう。吉幾三、あるいはあき竹城の口調で読んで欲しい・・・。


おじさんたち、空芯菜の炒め物や豚肉のニンニク風味揚げ、白米などを頼んでいたが、ちょっと物足りなかったのか、口に合わなかったのかは分からないが、お店の奥さんを呼んで・・・

おじさん「おねーちゃん、ここにはお新香、ないの?」
お店の奥さん「すみません。ないです・・・」
おじさん「タイ人はお新香食べないのかね。」

ここはタイ料理屋。養老の滝ではない。お新香がなくても不思議ではない。
おじさん、諦め切れなかったのか、独り言のようにこうつぶやいていた。

おじさん「納豆でもいいからないのかね~。」

その後、運ばれてきた空芯菜の炒め物を前に、連れの女性にこう講釈していた。

おじさん「これね、タイでも食べたよ。」
女性「なんの野菜だろうね・・・。」
おじさん「これね、日本のワラビ、ワラビみたいなもんだべ。」

・・・空芯菜がワラビ、驚異の新説だ。
その後、おじさんたちはせわしなく食べて、4750円の御代に対して五千円を出し、
「釣りはいらないよ、あとニ三杯、どっかでウーロンハイでも飲んでいくべ~。」と言い残し、帰っていった。

騒がしかったからか、お店の奥さんは恐縮して海老センをサービスで出してくれたが、いえいえ、大変楽しい時間を過ごしました。



今日の夕食:ネーム、海老セン、ラープ・ムー、トム・カー・ガイ、サイクローク・イサーン






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