人の時間を買っているという感覚の欠如

ああ、ちょっとイラッとしたので、

仕事の愚痴です


会社をたたむお客様から毎日のように電話がかかってきます。

経営に失敗して、多額の借金を背負ったまま、

夜逃げもせずに事業を止めてお金を返していくとのこと


通常、夜逃げか自己破産する社長が多いので、

借金を返す姿勢は立派だと思いますが、

社会保険を止めるにはどうすればいいかとか、

労基署にはなにか提出したほうがいいかとか、

vorinの管轄外のことを聞いてきて困ります


報酬をもらう前に先行して終わらせた依頼があったのですが、

今はおそらくお金がないだろうから、

これまで贔屓にしてもらったこともあり、

請求しないことにしました


vorinもボランティアでやっているわけではないので、

これ以上のことはできないのですが、

先ほど株主総会議事録作ってくれない？という電話が


1枚作るぐらい大したことはないですが、

書類作成で報酬をいただいている以上、

本来はタダでやるわけにはいかないのですよ


書類を作る時間と裏付け知識に対して報酬をいただくわけです。


以前も、一度そういう社長がいて、

「あとで仕事を依頼するから」というので、

「じゃあそのときに一緒に請求しますよ」ということで作ったら、

その後、音沙汰なしということがありました。


他人の時間や知識に報酬を支払うという感覚が欠如している人は、

自分のことしか考えていない人だと思います。


vorin自身、自分が商売を始めるまでその感覚がなかったから分かるのです。


ちょっとしたことでも「請求していいから」とおっしゃるお客様は、

やはり余裕があり、商売もうまく行っている人が多いです。


まあ、借金抱えて余裕がないのも分かりますが、

だからと言って、他人を巻き込まないでほしいものです。

これまで贔屓にしてもらった感謝の気持ちはありますが、

最後に報酬ももらえずに仕事をさせられると、

嫌な気持ちしか残りません。


冷たいようですが、みんな必死で商売やってるんですから