無戸籍の方への対応

さまざまな理由から、戸籍を持てない人がいらっしゃいます。

ＤＶ被害などが原因でそういったことが起きてしまうようです。

女性は離婚後300日以上経たないと、
新たに結婚することが出来ません。

男性にはこの決まりはありません。

なぜ女性だけこの決まりがあるのかというと、
妊娠していたときに父親を特定するためです。

離婚後300日以内に生まれた子供は、
別れた夫の子供と推定されます。

これをくつがえすには、裁判を起こして
別れた夫と親子関係がないことを証明しなければいけません。

離婚をしてすぐに生まれてきた子供が、
別れた夫との子供でないとなると、
妻が不倫をしていたのかということになるのですが、
ＤＶ被害や夫が離婚に応じてくれないなどの理由で、
離婚の成立が長引くことがあります。

離婚を決意するぐらいですから、夫婦関係は破綻しているわけで、
妻の立場からすると、早く新しい人生を始めたいと考えるのは
自然なことでしょう。

結婚生活が悲惨であればあるほど、夫とは別のタイプの人と
やり直したいですよね。

結果的には離婚まで待てなかったり、
予想外に離婚前に妊娠してしまったりで、
子供が夫の戸籍に入らざるをえない事態に
なってしまうわけです。

で、生まれてきた子供を夫の子にはしたくないので、
届出をしないでいると、子供が無戸籍になります。

無戸籍の人は、社会的に立場が不安定になります。

社会保障を受けることが出来ませんし、
国外に旅行に出ることも出来ません。

国家資格によっては戸籍謄本が必要になります。

最大の問題は、無戸籍の人がさらに子供を産んだときです。

これまではまだ未成年だった人たちも、
大人になってきましたので、子供を産むこともあるでしょう。

で、ようやく国が動き出しました。

昨日のgooニュースでは、無戸籍の女性が産んだ子供に
戸籍をあたえることになったそうです

女性も夫の戸籍に入れるようになるそうです

でも、ちょっと遅くありませんか

この女性は24歳です。

24年間も戸籍がないまま生きてきたんですよ

戸籍ってあまり身近なものじゃないけど、
自分が生きていることの証明ですから。

もっと早く法律を改正するなり、特別措置を用意すべきだったと思います

vorinは、民法が古すぎることに政治家や官僚が無頓着なのが許せません