俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■方法俳句585「鬱の字のやうに榎の茂る塚」(小山徳夫)

2022-06-02 04:56:00 | 方法俳句

○方法俳句585・形象文字19・小山徳夫01・2022-06-02(木)
○「鬱の字のやうに榎の茂る塚」(小山徳夫01)
○季語(茂り・三夏)(「俳句界201306」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:これは一本の榎の大木であろう。それを大木の一歩外から眺めている。こんもりと密に茂る様子が「鬱」の漢字である。陰鬱の鬱ではなく鬱蒼の鬱である。

小山徳夫(こやまとくお)
○好きな一句「沈思せよ黙考せよと蟇」02
○季語(蟇・三夏)(引用同上)

【Profile】:1935年長野県小海町出身。1992年「遠嶺」入会、→小澤克己に師事。遠嶺賞受賞。2011年「爽樹」創刊代表。その後名誉顧問。

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