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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五感俳句589「さなぶりの酔眼こぼれ飯ひろふ」(『三浦恒礼子集』1982)(三浦恒礼子)

2022-06-27 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句589・酔い3・三浦恒礼子01・2022-06-27(月)
○「さなぶりの酔眼こぼれ飯ひろふ」(『三浦恒礼子集』1982)(三浦恒礼子01)
○季語(さなぶり・仲夏)(「→俳人協会・俳句文学館>今日の一句」より引用)※早苗饗(さなぶり):田植を終って田の神を送る祭。転じて田植の仕舞の祝宴、休み日をいう。【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:田植後の宴席。畳に零れた握飯の一粒を拾って口に入れる。酔ったうえでの行為ではない。飯の一粒一粒が愛おしいのだ。

三浦恒礼子(みうらこうれいし)(1906~1990)
○好きな一句「歳晩の大戸の前の濤暮るる」(『三浦恒礼子集』1982)02
○季語(歳晩・暮)(引用同上)

【Profile】:→皆吉爽雨に師事。「雪解」同人。爽雨のすすめにより「椿」を創刊主宰した。

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