俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○次元俳句589・先端(空間)14・建部巣兆01・2022-06-26(日)
○「谷へはく箒の先やほとゝぎす」(『三韓人』1814)(建部巣兆01)
○季語(ほとゝぎす・三夏)(「→『三韓人』」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5・忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:箒で渓谷へ塵を掃く。渓谷にはホトトギスの鳴く声。箒は崖のはずれで宙に浮く。塵だけが落ちてゆき箒は宙を少し踊る。…とそんな情景が見えそうな句ではないか。
○建部巣兆(たけべそうちょう)(1761~1814)
○好きな一句「夏の菊皆露かげに咲にけり」(『ななしどり』)02
○季語(夏の菊・三夏)(「→巣兆の句」より引用)
【Profile】:江戸後期の俳人・画家。江戸の出。→加舎白雄の門人。→夏目成美・→鈴木道彦ととも江戸三大家と称され、月次句合の撰者としても活躍した。画を谷文晁に学ぶ。