俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○次元俳句586・接触(空間)1・河村静香01・2022-06-08(水)
○「馬を打つ鞭花栗に触れにけり」(河村静香01)
○季語(花栗・仲夏)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5・忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:「花栗」は嗅覚俳句に取沙汰されることの多い季語であるが、掲句では触覚の対象となっている。しなやかな鞭の先が馬を打つ直前に花栗に接触した。
○河村静香(かわむらしずか)(1934~2005)
○好きな一句「イエスめく父の写真や夏に入る」02
○季語(夏に入る・初夏)(「今はじめる人のための俳句歳時記新版(角川学芸出版)」より引用)
【Profile】:青森県南郷村生まれの八戸育ち。「薫風」(→加藤憲曠主宰)・「杉」(→森澄雄主宰)同人。野沢しの武、土居三乙らと三人会結成。「海鳴り」にて第32回角川俳句賞受賞。青森県芸術報奨受賞。八戸文化賞受賞。