俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句420・嗅覚91・渡辺純枝3・2019-02-25(月)
○「歩きつつ読む夕刊や土匂ふ」(『凜』2015)(→渡辺純枝3)
○季語(土匂ふ・三春)(「俳句201602」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「土匂ふ」は「春の土(三春)」の子季語。夕方から出かけたのでしょう。玄関のポストの夕刊を小脇に挟んで。野道で軽く見出しに目をやると、春の土が匂い立ちます。今日は「夕刊紙の日」。
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■Pickup「初春・三春の嗅覚俳句」9句(20190225)
01「梅ちるや糸の光の日の匂ひ」(服部土芳)(梅・初春)(五感俳句121嗅覚20)
02「梅が香やその一筋の道ゆかし」(哥川)(梅・初春)(五感俳句163嗅覚26)
03「キヤラメルの匂ひしてゆく遠足よ」(千原草之)(遠足・初春)(五感俳句171嗅覚27)
04「大なゐの後の春泥生臭し」(永瀬十悟)(春泥・三春)(五感俳句217嗅覚40)
05「芹引くやほとりの芹も匂ひいづ」(和田祥子)(芹・三春)(五感俳句218嗅覚41)
06「田づらまでみづうみ匂ふ夕霞」(恩田侑布子)(夕霞・三春)(『イワンの馬鹿の恋』2000)(五感俳句223嗅覚44)
07「朧夜の玩具に弟の匂ひ」(西澤みず季)(朧夜・三春)(『ミステリーツアー』2010)(五感俳句321嗅覚66)
08「聞香の残り香こもる春炬燵」(柴崎富子)(春炬燵・三春)(「春燈」200905)(五感俳句376嗅覚82)
09「歩きつつ読む夕刊や土匂ふ」(渡辺純枝)↑