俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句419・掌14・赤間倭子1・2019-02-18(月)
○「トルソーの無い掌が掴む春の闇」(赤間倭子1)
○季語(春の闇・三春)(「俳句研究198706」より引用)※トルソー(Torso、トルソ):イタリア語で「木の幹」や「胴体」を意味する torso に由来するカタカナ語で、人間の頭部・腕・足・脚を除いた胴体部分のこと。【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:トルソーには腕が欠落している。同様に掌もない。まるで幻肢痛を振り払うかのように、失われた掌が春闇の虚空を掴んでいるのだ。
●赤間倭子(あかましづこ)
○好きな一句「妖しさや陽炎となる石の冷え」2
○季語(陽炎・三春)(引用同上)
【Profile】:1926年東京都出身。歴史小説作家、ノンフィクション作家、俳人。日本文芸家協会、日本ペンクラブ、大衆文学研究会会員。「斎藤一の会」主宰。新撰組の研究者としても知られ、小説作品、ノンフィクション共に新撰組関連著作が多い。俳句では曲水新人賞、水巴賞、麻賞などを受賞。(「ウィキペディア」より抜粋引用)