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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句0203・感情=安寧01・木村敏男・2014-12-01(月)

2014-12-01 04:56:00 | 五感俳句

●五感俳句0203・感情=安寧01・木村敏男・2014-12-01(月)

【→五感俳句-索引 →俳人一覧()】

 

 

○「雑踏にあれば安けし十二月」(『散華』1999)(木村敏男01)

季語(十二月・冬) 「ざっとうにあればやすけしじゅうにがつ」

 

【鑑賞】:いわゆる「五感」の範疇に「感情」を入れます。第六感ほど特殊ではない、ごく普通の心情・思いといったものです。今回は「安寧」。誰も知る人のいない雑踏の中ではむしろ安らぎを覚えます。そんな雑踏に流されて12月が始まりました。

 

 

木村敏男(きむらとしお)(1923~2016)

●好きな一句「昼顔や声荒き海すぐそこに」02

季語(昼顔・夏) 「ひるがおやこえあらきうみすぐそこに」

 

【Profile】:北海道旭川市出身。1950年、高橋貞俊主宰「水輪」などにより句作に入る。1970年、→森澄雄主宰「杉」創刊同人。1978年、「にれ」創刊主宰。北海道俳句協会会長。北海道新聞文学賞。

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