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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五体俳句0100・目05・目迫秩父・2012-10-23

2012-10-23 00:19:58 | 五体俳句

○五体俳句0100・05・目迫秩父・2012-10-23

○「つむりて荒野に曼珠沙華咲かす」(目迫秩父01)

○季語(曼珠沙華・秋)

【鑑賞】:関東の曼珠沙華は花が終わり茎を残すのみとなりました。作者は結核を患い病床にいます。眠りに入る瞼裏の荒野が、いつか見た曼珠沙華の赤いっぱいの世界に変わります。

 

目迫秩父(めさくちちぶ)(1917~1963)

○好きな一句:「喀血や夕蝉遲れ鳴く中に」02

○季語(夕蝉・夏)

【Profile】:横浜生まれ。神奈川県立商工実習学校商業部(現県立商工高校)を1934年に卒業。応召を経て1942年、前年入社の昭和特殊製鋼の句会誕生を機に→大野林火に師事。「」創刊に参加。のち同人。→野沢節子と並んで林火門の俊秀と言われた。戦後スト争議の犠牲となり退社。1949年高砂熱学に入社。翌年発病。胸部疾患で入退院を繰り返しながら作句に情熱を燃やした。以来病変の度に多くの佳吟を発表。1956年、第7回現代俳句協会賞受賞。


目迫秩父掲載句
03黴厨匙きらきらと密集す(黴・仲夏)〈特集483・台所用具俳句(匙)〉2020/6/19

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