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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五体俳句035・指03・野澤節子

2011-04-05 09:43:12 | 五体俳句

五体俳句035・03・野澤節子

○「春昼のとどまれば琴も止む」(野澤節子01)

季語(春昼・春)

【鑑賞】:琴を弾く指の動きをとめると琴の音も鳴り止みます。これは時間的にはほぼ同時に起こることですが、この表現により両者には微妙な時間のずれを生み出しています。

 

野澤節子(のざわせつこ)(1920~1995)

○好きな一句「天地の息合ひて激し雪降らす」02

○季語(雪・冬)

【Profile】:横浜生まれ。フェリス女学院中退。脊椎カリエス発病による。1942年「石楠」入会。1946年→大野林火の「」創刊に参加。1955年『未明音』により第4回現代俳句協会賞受賞。1971年『鳳蝶』により読売文学賞。翌年「」を創刊主宰。

野澤節子掲載句

03さきみちてさくらあをざめゐたるかな(さくら・晩春)〈色彩169・あを4〉2014/4/9

04西瓜赤き三角童女の胸隠る(西瓜・初秋)〈色彩593・赤34〉2022/7/27

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