俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五体俳句035・指03・野澤節子
○「春昼の指とどまれば琴も止む」(野澤節子01)
○季語(春昼・春)
【鑑賞】:琴を弾く指の動きをとめると琴の音も鳴り止みます。これは時間的にはほぼ同時に起こることですが、この表現により両者には微妙な時間のずれを生み出しています。
○野澤節子(のざわせつこ)(1920~1995)
○好きな一句「天地の息合ひて激し雪降らす」02
○季語(雪・冬)
【Profile】:横浜生まれ。フェリス女学院中退。脊椎カリエス発病による。1942年「石楠」入会。1946年→大野林火の「濱」創刊に参加。1955年『未明音』により第4回現代俳句協会賞受賞。1971年『鳳蝶』により読売文学賞。翌年「蘭」を創刊主宰。
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野澤節子掲載句
03さきみちてさくらあをざめゐたるかな(さくら・晩春)〈色彩169・あを4〉2014/4/9
04西瓜赤き三角童女の胸隠る(西瓜・初秋)〈色彩593・赤34〉2022/7/27