俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句099・歯01・杉山杉風・2012-10-16
○「がつくりと抜け初むる歯や秋の風」(杉山杉風01)
季語(秋の風)
五体俳句において「歯」の初登場です。この情景は自分の歯のことでしょうか。ぐらぐらしていた歯が抜けてしまいました。それを「がつくりと」という擬態語で表現しました。
○杉山杉風(すぎやまさんぷう)(1647~1732)
代表句「襟巻に首引き入れて冬の月」02
季語(襟巻・冬)
江戸で幕府御用の魚屋賢永の長男として生まれる。父も俳諧に親しみ仙風の俳号を持つ。→松尾芭蕉が江戸に下ってから、初めての門人で蕉門最古参。終生芭蕉の後援者を務めた。芭蕉追悼集「冬づら」を編み画家として芭蕉像を描き、現代に貴重な芭蕉像を残した。