俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句099・自由律011・青木此君楼・2012-10-18
○「蜘蛛が巣をあむ月光にはりわたし」(青木此君楼01)
季語(月光・秋)
月明かりのなかで蜘蛛が営巣をしています。まるで月光の端から端へに巣を張っているかのように…。
○青木此君楼(あおきしくんろう)(1887~1968)
代表句「一と鉢の黄菊」02
季語(黄菊・秋)
福井県生まれ。旧派の宗匠、花の本聴秋の門下で定型俳句を作り始める。役人生活を辞め、福岡の炭鉱勤務が庶民俳句をめざすという方向性を決定づけた。→荻原井泉水の「層雲」に加入し、自由律俳句へ転身。井関冬人らと「新俳句(のち「木槿」)を創刊。