俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句0100・聴覚030・片山桃史・2012-10-22

2012-10-22 10:48:32 | 五感俳句

●五感俳句0100・聴覚030・片山桃史・2012-10-22


○「あきかぜの水筒に鳴り天に鳴り」(片山桃史01)

季語(あきかぜ)

秋は行楽のシーズン。弁当を作って、水筒に飲み物を入れてザックにつめます。どこまでも高い秋空の下、肩のザックのなかに水筒の飲み物が揺られて鳴ります。それは秋風の音のようです。

 

片山桃史(かたやまとうし)(1912~1944)

代表句「千人針はづして母よ湯が熱き」02

季語(無季)

兵庫県生まれ。兵庫県立柏原中学校卒。大阪三和銀行に勤務。句作ははじめ→西山泊雲に師事。後、新興俳句に転じ、→水谷砕壷らと、→日野草城主宰の「旗艦」創刊に参加。1937年、日中戦争に応召。兵隊俳句を大いに作る。1941年に再応召し、太平洋戦争下のニューギニアで戦死。

コメント