俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句046・胸03・大野林火
○「ねむりても旅の花火の胸にひらく」(大野林火01)
季語(花火・初秋)
旅先での宿。先ほどこの地方の花火を観てきたばかりで、なかなか眠られません。花火の残像が何度も胸に開きます。
○大野林火(おおのりんか)(1904~1982)
代表句「あをあをと空を残して蝶分れ」02
季語(蝶・春)
神奈川県横浜市生まれ。1927東大経済学部卒。1921年「石楠」入会、→臼田亜浪に師事。1946年、俳誌「濱」創刊主宰。1969年『潺潺集』他で第3回蛇笏賞受賞。1978年、俳人協会会長就任。
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大野林火掲載句
03墓洗ふ母とわれの手相触れて(墓洗う・秋)〈五体・手〉2012/8/21
04心暗く午後のビールに卓濡らす(ビール・夏)〈特集・酒呑(ビール)〉2013/5/10
05風たちて月光の坂ひらひらす(月光・秋)〈方法・オノマトペ〉2014/8/21