俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0100・破調01・竹下しづの女・2012-10-25
○「我を怒らしめこの月をまろからしめ」(竹下しづの女01)
季語(月・秋)
深い憤りや悲しみが句になったとき、575の響きや定型に収まりきれず、予想外の切れを持つ句が生まれます。「破調」といわれます。
○竹下しづの女(たけしたしづのじょ)(1887~1951)
代表句「短夜や乳ぜり泣く児を須可捨焉乎」02
季語(短夜・夏)
福岡県生まれ。福岡女子師範学校卒。小学校訓導を経て小倉師範学校助教授。水口伴蔵と結婚。1933年農学校長の夫急逝。福岡市立図書館司書を勤め二男三女を教育。1919年、→吉岡禅寺洞に就いて句作を始め、「ホトトギス」に投句、のち同人。1937年より41年まで学生俳句連盟機関誌「成層圏」を→中村草田男とともに指導。