実熱と虚熱の話をします。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年3月9日 - 10:00
中医学には、熱という概念には大きく分けてこの2つがあります。実熱と言うのは、プラスの熱で加算された熱。炎症やカゼの発熱は実熱です。こっちはわかりやすい。
でも虚熱(きょねつ)という不足の熱というのが有って、これはちょっとわかりづらいんです。
虚熱というのは、体内の熱をコントロールする「水」が足りていない場合に怒る熱です。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年3月9日 - 10:02
対して実熱は、余分な物の蓄積(湿熱)や炎症によるもの、ストレスなど(火)による熱(実熱)とがあります。
虚熱は潤いを補って解消し、実熱は冷まして解消します。
カゼで熱があるのは実熱です。ストレスでカッカするのは実熱です。普段から脂っこいもの食べてたり辛いもの食べてる人も熱がこもる実熱です。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年3月9日 - 10:04
で、舌がひび割れてて真っ赤で、口が渇いて冷たいものが欲しくなる人、これは体液不足で熱が抑えられない虚熱なんです。
虚熱では、午後からのほてり、微熱っぽく感じるけど測ってみたら熱は無いとか、冬場でも寝汗をかくとか、そういう症状が見られます。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年3月9日 - 10:05
たださっきのストレスでカッカする人は、急性期は実熱でも慢性化するとその熱が潤いを消耗しますから、体液不足の虚熱を併発するんで厄介です。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年3月9日 - 10:06
潤いが不足すると、頬が赤い、髪目肌の乾燥、ほてり、暑がり、めまい、耳鳴り、冷たいものが好き、口が渇く、手のひらと足の裏の熱感、落ち着きがない、寝つきが悪い、寝汗をかく、痩せ、尿少・色が濃い、月経早期、生理不順、経血量が少・色が赤い、舌が紅色乾燥してひび割れ苔はないなどがあります
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年3月9日 - 10:10
この潤い不足で注意しないといけないのは、じゃあ水飲めばいいんだ!では無いこと。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年3月9日 - 10:24
水分は摂りすぎると、体内の潤いを作り出す脾(消化系)を弱めて、潤い不足を悪化させます。
潤い補給は基本食べて補うこと。
水分とるときは体温より温… twitter.com/i/web/status/9…
潤いを補う食材は、「補陰 食材」というものです。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年3月9日 - 10:25
蓮根、白ごま、松の実、白きくらげ、豆腐、豆乳、百合根など白いものは潤い補給後からが有ります。あとトマトとかキュウリ、アサリ、しじみ、すっぽんなどもそう。
@gmk_ankksb 潤い不足は陰虚のことです。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2018年3月9日 - 10:27
痰湿と虚熱は同居します。
痰湿というのは、そうですね、ドロドロとした泥水が溜まっている状態。で、陰虚は泉の水のような澄んだ水が不足している状態です。
青魚アレルギーの場合には、玉ねぎ、ニラ、サフラン、にんにく、らっきょう、シナモン、黒きくらげ、ネギ、生姜、ナス、黒くわい、黒豆、紅花、バラ🌹、ウコン、山査子、さくらんぼ🍒、黒酢に、玄米やお蕎麦、ウコン茶、紅花茶、ローズ茶、杜仲茶、… twitter.com/i/web/status/9…
— 土屋幸太郎@山形漢方 (@tutiyak) 2018年3月9日 - 11:34
脾の話しちゃうね①
— タクヤ先生 (@takuyasensei) 2018年3月8日 - 20:40
「脾」は胃腸という消化器官の「通り道」に入ってきた栄養素を「気」に転換するのが主な働き。つまり脾の働きで取り入れた飲食物を消化、吸収、循環させる(運化)させることで心身を動かす「気」を作り上げるわけ。だからまず… twitter.com/i/web/status/9…
脾の話しちゃうね②
— タクヤ先生 (@takuyasensei) 2018年3月9日 - 08:52
「脾は肌肉、四肢を主る」って言葉があるんだけどこれは「筋肉の栄養」って考えてもらうと良いかも。つまり脾が弱ければ筋肉に栄養が行かず太れない、力が入らない、だらしなくたるむ、という状況ができてしまうわけ。
「食べ… twitter.com/i/web/status/9…
脾の話しちゃうね③
— タクヤ先生 (@takuyasensei) 2018年3月9日 - 12:50
「脾は統血を主る」も大事。
統血ってのは血が血管内に漏れでないようにする働きのこと。脾が弱って統血できなくなると少量の血が漏れ出続けるというトラブルが起きます。原因不明の不正出血、鼻血、吐血、血便、血尿などがあ… twitter.com/i/web/status/9…
中医学の基礎には五行論があり、五行にはそれぞれ当てはまる色や臓腑があります。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年3月9日 - 18:17
・木ー青ー肝
・火ー赤ー心
・土ー黄ー脾
・金ー白ー肺
・水ー黒ー腎
顔色が青い
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年3月9日 - 18:38
・青黒い…肝病
顔色が赤い
・真っ赤・赤ら顔…熱の停滞や蓄積
・ほっぺただけ赤い…潤い不足
顔色が黄色い
・黄色くくすむ…脾の機能失調・冷えた湿気の停滞・血液不足
・明るい黄色…熱を帯びた湿気の停滞
顔色が白い
・ツヤ… twitter.com/i/web/status/9…
顔色が黒い
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年3月9日 - 18:42
・浅黒い…血行不良・血液の病理産物の停滞・腎病
・ツヤがなく黒い…腎病
シミやそばかすが目立つ…血行不良・血液の病理産物の停滞
隈…血行不良・血液の病理産物の停滞・腎病
涙袋が大きくたるむ…脾の機能失調・湿気や水分代謝異常による病理産物の停滞
ここでいう肝病、腎病、脾の機能失調などは、現代医学的な肝臓病、腎臓病、脾臓の失調ではなく、中医学的な病を指します。例えば。現代医学でいう黄疸などは、中医学では肝胆湿熱で肝病となることもありますが、脾胃湿熱で脾病になることもあります。
— 大川真有美@泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2018年3月9日 - 19:21