軽音楽談話室(廃屋)

「琥珀色に魅入られてしまった人生・・」

Global Compilation LOVE THE WORLD / Perfume

2012-09-15 02:00:00 | 音楽
Perfume

1.ポリリズム
2.edge( トライアングル Mix)
3.love the world
4.エレクトロ・ワールド
5.チョコレイト・ディスコ (2012 - Mix)
6.SEVENTH HEAVEN
7.GAME
8.シークレットシークレット
9.NIGHT FLIGHT
10.Baby cruising Love
11.Butterfly
12.FAKE IT
13.レーザービーム
14.GLITTER
15.MY COLOR (LTW - Mix)
16.Dream Fighter
2012.09.10

パフュームのリミックス集です。曲としてのリミックスは過去何回か出ていますが、作品全てが・・と言うのはこれが初めてかな。前も書きましたが「この手が出ると・・・今後の動向が不安だ・・・」と心配してしまいますが。それはさておき、彼女達のベストとでも言いたくなるような選曲にとてもワクワクしています。暫くは車の中でもリフレインで鳴り響くことでしょう。
・・・・と、現物が届くまではワクワクしていましたが・・・「ベスト」だったのですね。リマスターぐらいはされているかも知れませんが、ううん・・・・複雑だ。

1曲目 代表曲というか、一世を風靡した名曲。シンセ・ボコーダーによるボーカル処理の妙、打ち込み系の強力なリズム、掟破りの針飛び効果を駆使した名曲。久しぶりに聴くと彼女達のこの頃の魅力を堪能してしまいました。

2曲目 トライアングル・ミックスを持ってくるあたり、やはり「ベスト版」なんだなぁ・・・・と。アイドルとしてはとても考えられない凶暴な歌詞と演奏、闇の名曲「エッジ」、この曲があるからパフュームに入れこんでしまったのかも知れません。プログレの名曲です。

3曲目 タイトルナンバーとなりますが、確かにドラムのレベルが上がっているというか、ビートが強烈になり、ダンサブルさが増強された感じ。気のせいだな・・・・・明るくリズミカルな名曲、少しセンチな歌詞でもありますが、ラストのコーラスでの絶妙な転調具合が最高です。

4曲目 この曲も懐かしいなぁ、ユッタリとした静かな立ち上がりから、突進力のある強烈なビートと攻撃的な演奏へと。ライブでのパンチを繰り出している彼女らの姿が目に浮かびます。サブのテーマというか本体の曲展開の素晴らしさというか、意外と抑揚無しに一直線と行った感じの雰囲気と、ストレートな感じのボーカルが実に素晴らしい。名曲だぁ。

5曲目 この1曲だけでも買う価値だ大です。今回の作品発売用の唯一のリミックス曲、2月になると嫌と言うほど巷で流れていた曲、あり得なさそうな歌詞の韻と考えられない曲展開、パフュームならではのリズミカルで甘い(チョコレートだけに)名曲。リミックスで当然の如くリズムが無茶苦茶アレンジされ、強力なダンサブルナンバーとなりましたが、これで踊れるのか?「チョチョチョチョチョ・・・」

6曲目 ポリリズムのシングル抱き合わせで発表された、フルアルバムにも収録されていない異色作。タイトルに宗教的な意味合いが含まれているとか、何だかんだと取りざたされた曲でしたが、ポリリズムの時代でこの曲では方向性が全く違っています。現在のパフュームに似合うシットリとした曲ですね。今聴くと意外とリズムが強力、少し擦れたようなボーカル処理と、アナログ的な演奏が曲のイメージを形作っていたのですね。

7曲目 強烈な打ち込み系のリズムに支配された、以外と物々しい曲。歌詞に明るさはなく、攻撃的なイメージさえある。アルバム「GAME」のタイトルナンバーですが、それほどキャッチーな曲でもないし、「楽しめる」と行った感じてもない。どちらかと言えば「エッジ」に近いプログレ系の名曲ですね。

8曲目 イントロの浮遊感のある幻想的な展開から、シンセベースが唸りを上げるキャッチーな曲に早変わり。懐かしさというか「郷愁」を感じさせる少しマイナー調の曲、サビのボーカルのパターンが大好きです。抑揚無く一直線、語尾が甘えるように・・・・好きだなぁ、この歌い方。染みる曲だなぁ・・・・

9曲目 歌詞を見ずとも全て歌えます。あれれ・・・少し手を入れているのかな、速度が若干速いのとボーカルの感じが少し・・・気のせいだな。この曲が大好きで、クリップやライブでの彼女達の美しく交差する姿が最高に素晴らしい。曲は決して「明るく楽しい」と言うわけではなく、軽い突進力を感じさせる、どちらかというと裏パフュームの超弩級の名曲と言えましょう。何故かシングルカットされていません・・・・「ピノ」のCMで世間の隅々まで知れ渡りましたね。 

10曲目 とても切なく美しい曲です。打ち込み系リズムにアコピの音色がとても落ち着いた雰囲気を醸し出します。そして何とも切ない歌詞、ある時期の私の切ない心にシンクロしていた甘酸っぱい曲。「ハッとして気が付いたら、引き返せないほどの距離が・・・・」当時の事を思い出します。

11曲目 ジャングルに鳴り響く目眩くパフューム・ワールド、懲りに凝ったイントロから軽快無比な曲が始まります。聞き手の体を揺さぶるダンサブルなリズムとは裏腹に、ボーカルの落ち着き払った雰囲気が何とも言えず効果的。少し切なさも感じさせる味わい深い名曲、完璧だ。

12曲目 ほったらかし状態のシングル「ねぇ」に入っている曲・・・・と言う事で、この曲は「ねぇ」で紹介します。次回。その次が「VOICE」で、その次が「不自然なガール」。

13曲目 レーザービーム、この辺からこの手の軽快さのある曲がどれも同じように聞こえていました。12曲目以降は近世パフューム、個人的には余り聞き込んでいない曲達ですが。軽快なダンサブルリズムの割に、ボーカルの処理が少なく「生歌」に近いボーカルで攻め方に少し違和感を感じました。結構凝った楽曲の割に楽器群の厚みが無い。強力なリズムだけが浮き上がり、今一スカスカ。良い曲なのに・・・

14曲目 うねりまくるシンセが複雑に絡み合うイントロ、ボーカルパートはかなり落ち着き払った雰囲気で、サビで明るく花開く感じが大好きです。パフュームらしい気持ちを晴れやかにしてくれる曲です。

15曲目 アルバム「JPN」に入っていた曲、リミックスと言う事で若干ボーカルの処理が明るくなったような、リズムも当然変わっています。パフュームらしからぬ「普通」のボーカルに驚いた物でしたが、これはこれで清々しくて素敵ですね。やはりアコースティック・リミックス・セルフカバー集を是非。

16曲目 私の老後(もう目の前に・・・・)の人生の応援歌にします。飛び回るカラフルなシンセ、唸りを上げるシンセ・ベース、振れ幅の大きなボーカルへの処理を絶妙に駆使した超名曲。この曲を聴いてファンは勇気を貰い、パフュームと共に行進をし続けているのです。素晴らしい。

パフュームの燦然たる輝かしい「歴史」を感じてしまいました。何時の間にかすっかり大御所ですね。おっと・・・インディーズ時代から数えると今年は10周年か。

人生何が幸いするか分かりませんね、車のハードディスクにダビングした時の気持ち(えええっ・・・ベストか???)から考えると、1曲1曲聞き込んでいて段々とニンマリしてくる自分がいました。満足です。パフュームの足跡を確認し直すという点では最良の作品かな。「何処が違うんだ?」と耳を欹てて聴いていると、それぞれの曲の素晴らしさが再確認、いや新たな発見がタップリと。やっぱりパフュームって素晴らしい。











コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シングルモルト バッチ3.2 | トップ | 不自然なガール/ナチュラルに... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事