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写真付きで日記や趣味を書くならgooブログということで、趣味の一つである写真を中心に日記をつけて行きたいと思います。

元祖エアリーフォト 山本まりこさんの作品展 言の葉airy

2015年11月11日 | 日記
11月9日月曜日午後からは、家事?から解放され自由時間ということで、銀座ソニービル経由で新宿ニコンカレッジへ写真講座を受講に行ってきました。

運動がてら新橋から歩いて銀座へ行きましたが、中国人観光客の多いこと、歩道をまともに歩くことが出来ません、人混みをかき分けかき分け進みました、びっくりポンでございます。

まずは エアリーフォト 山本まりこさんの作品展 言の葉airy がお目当て。ソニービルにまっしぐら。

ソニービル6階イメージングギャラリーに行きますと、ディスプレイに写真が写しだされたスライドショー展示があり、奥に一段下がるとプリントのパネル展示がありました。
あれ?山本まりこさんご本人らしい人が…やはりご本人ということで、著書のハウツー本を買ってサインと記念撮影をお願いしました。
卓上カレンダーもありました。二つ買うと家内に叱られるので一つだけ…



大変明るく気さくなお人柄でありました。家内からは作風が似ているといわれておりましたので、この日を境に山本まりこさんのエアリーフォトのサポーターになることにいたしました。エアリーフォトの第一人者に直接お会いできて幸せな瞬間でございました。

女性写真家の写真展は、写真だけではなくその場にふさわしい、おそらくかなりこだわった音楽が流れているようです、快適な空間を上手に演出してくれていますので、ここちよさが耳からも味わえます。2012年に品川のキャノンギャラリーでの女流風景写真家米美知子さんの「森に流れる時間」写真展でも同じく心地よい音楽が流れておりました。

展示方法が独特で、添えられた言葉も作品にふさわしく、女性らしいこまやかな心遣いと柔らかな空間に包まれる素敵な山本まりこさんの作品展「言の葉airy」へお越しくださいませ。
演出が素晴らしいと思います、もちろんご本人も。
詳細は http://www.sony.co.jp/united/imaging/gallery/detail/151106/

私がエアリーフォト風の花の写真を撮るようになったのは、昔のブログにも書いたと思いますが、2つあって、一つは両親が花を育てるのが大好きで花に囲まれた生活を送ったこと。もう一つは、6年前にデジイチを始めた時わかりやすい平易な入門書がなく、しかたなくオジサンが恥ずかしいけれど当時季刊であった「女子カメラ」という雑誌を隅から隅まで読みデジカメの知識を得たこと、そこに掲載されている写真は今でいうところのエアリーフォトなので、それをお手本に写真の技術を習得したことによります。

エアリーフォトについて
外国最大たぶん世界最大の写真投稿サイト「500px」 https://500px.com/ を見ましても、山本まりこさんのような「エアリーフォト」の作品は見ることがあまりありません。外国の写真は、ドラマチックなくっきりはっきりした色の濃い写真が多いです。「エアリーフォト」というのはおそらくは日本だけで人気の分野ではないかと思います。 

遠く明治の時代、岡倉天心が日本伝統美術の復興を目指して、福田眉仙、横山大観、下村観山、菱田春草、西郷孤月らを育てたとのことですが、横山大観や菱田春草は朦朧体(もうろうたい)という明瞭な輪郭をもたない画法(没線画法とも言うようです)を創造し、最初は理解されませんでしたが、後年は画法として確立され人気を得ました。
没線画法は、天心に「空気を描く工夫はないか」と問われ、春草らとともに考え出したものだそうです。とすれば、まさに空気を描くエアリーフォトなのかな?エアリーフォトも明確な輪郭を持たないことに共通点がありますので、日本人の心に染み入る何かがあるのではないかと勝手に思っています。ひょっとすると後日クールジャパンとしてブレイクするかもしれません。

ではでは…講釈はこの辺で。